きさらぎ賞・東京新聞杯を振り返る

まずはきさらぎ賞。
サトノアーサーは馬場に嫌われた感じですが、それが無くてもちょっと折り合い面に課題が残る印象を持ちました。この時期は皆キャリアが浅いので仕方のないところもあるのですが、重馬場への対応を含め、この先の成長に期待したいところです。アメリカズカップはちょっと馬場や展開に助けられた側面があるので、勝ったとは言えよりいっそうの成長が求められるでしょうか。全体とするとちょっとクラシックを展望するには物足りない一戦だったかも知れないなとは思いました。

東京新聞杯はブラックスピネルの果敢な先行策が光りましたね。京都金杯でエアスピネルに惜敗した無念を見事晴らしました。この先もこんな感じで先行できればマイル路線で存在感を増していくのでないでしょうか。逆にエアスピネルは三着とはいえちょっと今回は物足らない結果に終わりました。あるいは東京コースは向いていないのかも知れません。プロディガルサンはいい感じで最後上がってきましたが、もうちょっと届きませんでした。ただ、この差は展開の綾だとも言えそうなので、十分に収穫のあったレースになったのではないかと考えます。マイル路線はまだまだ分からない面も多いですが、その分楽しみも大きいのかなと思いました。