競輪
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2017/06/19 20:43
シャケトラは信ずるに値するか？
・・・とこんなことを書いているくらいなので察せられると思いますが、自分は今回に限ればそれほどの期待はしていません。
まず一つにはローテの問題。馬柱を見てみると、３歳夏に一度三ヶ月超の休みを取って以来、それほど長期間の休みがなく走っています。今年に入ってからも宝塚で既に４戦目。合間に一〜二ヶ月の休みを挟んでいるとは言え、まだまだキャリアの浅い（これで８戦目の）４歳馬。そろそろ疲れが出てこないとも限らない頃です。
疲れと言えば、前走の天皇賞（春）のダメージも心配な所。出遅れて押し上げるというかなり無理の掛かる競馬をやってしまったせいで９着となってしまいましたが、そこから何のダメージもなく来れたでしょうか？当然、これまで経験したことのない３０００ｍ超の長距離、メンバーの揃ったＧ１戦、ましてそれがレコード決着の戦いともなれば、参加しただけでも相当なダメージが残ると想像するほうが普通かと思います。当のレコードを出したキタサンブラックですらレコード決着の影響があるのではないかと噂される現状、『９着だったし途中からしっかり追わなかっただろう』というだけでシャケトラにそれほどのダメージが無かったと考えるのは少々楽観視しすぎな気がします。
そして最後に気になるのは、やはりここまでわずか７戦というキャリアの浅さ。前回初めて一線級の相手と戦い、チグハグな競馬をしておきながら９着というのは善戦したと言えるでしょうが、そこから二ヶ月と少しでどれだけ上積みを積めるのかとなると中々微妙なところもあります。４歳でＧ１未勝利から勝った馬としてはナカヤマフェスタがいますが、ナカヤマフェスタとてこれほどキャリアが浅かった訳でもなく、むしろクラシック三冠は全て皆勤しセントライト記念を勝っているという歴戦（宝塚までに１０戦している）の馬でした。対するシャケトラはこれでようやくＧ１二戦目。同じように既に重賞を勝利しているとは言え、クラシックは不参加、それほど充分な休養もなく（ナカヤマフェスタは宝塚でシーズン２戦目だった）戦い続けているシャケトラにナカヤマフェスタのような急激な成長が見込めるか否か？個人的には分が悪いと見ます。
素質は確かなものがあるとは自分も思いますが、今回宝塚で勝ち負けに持っていけるかどうかと言えば、自分は否定的な見方をしたいですね。もっと言うならば『まだ早い』ということです。来年の今頃に宝塚でキタサンブラックと雌雄を決する戦いが出来るといいなぁ、というのが自分のシャケトラに対する偽らざる気持ちです。
- キタサンブラック
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