303件のひとこと日記があります。
2017/10/16 21:59
富士ステークス 過去10年の傾向
・1番人気馬の成績は【2−1−0−7】とかなり低い部類に入り、過信は危険。成績が良いのは4〜6番人気で、過去10年で【5−3−2−20】と魅力的。直近2年は比較的堅く決まっているが、荒れる時は大きく荒れるため大きい所を狙いに行ってもいい。
・3歳馬の健闘が目立つレースで過去10年で4勝もしているため、ある程度実績のある3歳馬は積極的に買っていっても大丈夫。4〜5歳もしっかりとした成績で、6歳以上になると連対例がかなり少なくなるため、若い馬を狙いたい。牝馬の複勝圏入りはわずか一頭(11年のアプリコットフィズ(6番人気2着)のみ)。基本的には軽視の方向で。
・枠番は外側6〜8番が比較的有利だが、内枠が全く来ないわけでもない。内枠過ぎなければ(1枠1〜2番の連対例は08年のリザーブカード(2着)だけ)有利不利はそれほど大きくないと見るのが偏らない見方になるか。
・脚質的には中団からやや後ろくらいから差す競馬が有利で、荒れるときほど後方一気で来る馬が増える傾向が見られるため、強力な先行馬が不在の時は人気薄の一発に警戒が必要。
・勝ち馬のローテは多彩だが、京成杯オータムハンデキャップ経由の馬が「2勝2着4回3着3回」と比較的健闘していて、ついでポートアイランドS経由馬が「2勝3着2回」と好成績を見せており、主流のローテと言っていい。前走条件戦から勝利した馬は過去10年でゼロ、複勝圏入りした馬も2014年のレッドアリオン(3着)が唯一のため、最低でも前走がオープン特別以上のレースから来た馬で無ければ勝負にならないと見るべき。
・重賞経験はかなり重要で、富士ステークスが初重賞で好成績を上げたのは09年のダノンヨーヨー(1着)くらいなので、3歳馬だろうが4歳以上馬だろうが今回が初重賞だという馬は割引。
・余談として、理屈は不明ながら馬主がダノックスの馬は10年間で3勝3着一回と好成績を上げていてチェックが必要(かも知れない)。
・乗り替わりは全体としてはマイナス要素。継続騎乗組を上に取りたい。
[消し馬]
ハンデ56kg以上の3歳馬→ジョーストリクトリ
前走3歳限定戦で5番人気以下の3歳馬→ジョーストリクトリ、ペルシアンナイト、レッドアンシェル
6歳以上の美浦所属馬→イスラボニータ、クラリティシチー、ダイワリベラル、マイネルアウラート
重賞連対経験のない4歳以上馬→ダイワリベラル、ブラックムーン、マイネルアウラート
5ヶ月以上の休み明けとなる栗東所属馬→クルーガー、ジョーストリクトリ、ペルシアンナイト、レッドアンシェル
残った馬→エアスピネル、ガリバルディ、グランシルク、サトノアレス、ミュゼエイリアン、ロードクエスト
結論:前哨戦の京成杯AHを制しているグランシルクの勢いを一枚上に取りたいところ。前走に引き続き田辺騎手が継続騎乗なのもプラス材料。僅差の二番手候補に距離をマイルに戻し、武豊騎手とのコンビ復活で本領発揮のエアスピネルを。さらに僅差の三番手に昨年2歳王者のサトノアレスを持っていきたい。穴馬は、京成杯AHで2着に入った6歳ガリバルディを候補筆頭としてロードクエスト>ミュゼエイリアンの順。