競輪
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2019/10/27 23:19
「中山芝2000m」という特異さ
今日のサートゥルナーリアを見て、と言う訳ではないけれど、ちょっと思ったこと。
中山競馬場の芝2000mって、条件戦を除くと施行が三歳春の皐月賞までに集中してるんですよね。ホープフルステークスに始まって、弥生賞（弥生賞をディープインパクト記念にするのは疑問の余地がある、というか別レースを新設してほしかったと書いておきたい）と来て皐月賞を迎える。JRAとしてはこの流れを定着させていきたいのだろうなと思うし、それは理解も出来るのだけど、良し悪しでいうとあまり良くはないと思うのですよね。
まず最初に引っかかるのが先にも述べたとおり中山芝2000mという条件の重賞が三歳春までにしか存在しない点。三歳秋のセントライト記念からして、菊花賞を展望するレースという都合もあるのでしょうけれど、2200mになり以降はもう二度と2000で開催されるレースが無い。つまりそこ（芝2000m）でいくら強くても、本領を発揮出来るレースが無くなってしまう、と。
また、その流れ（ホープフル→弥生賞→皐月賞）が定着したとして、そこを全て勝てる馬が本当に強いのかどうか、っていうのが分からないなぁ、と。極端な話、中山芝2000m「だけ」強ければ一冠（というかＧ�菊鷯 砲鮗茲譴舛磴Σ椎柔�も出てきちゃう。そんなことを本当にやるかどうかは別として、年末の中山開催で開幕週の芝2000mでデビュー勝ち、その後ホープフルに出て弥生賞→皐月賞と中山芝2000mしか走ることなく皐月賞出走というのも不可能ではないんですよ。ホープフルと弥生賞はどちらか一方をパスするか負けても出れるので絶対と言う訳でも無いし、昔から弥生賞と皐月賞はあった訳だから今に始まった話でも無いけれど、よくよく考えると結構変な話なんですよ。
そして、そんな「三歳限定」の舞台でどんなに強さを発揮したところで、やはり本当の強さには繋がらないような気がどうしてもしてしまうんですよ。個人的には、皐月賞は大阪開催にしてしまえば良いと思うんですよね。そうすれば古馬になっても大阪杯もあるし例え負けても同じ舞台で力量を測ることも出来る。その代わり、朝日杯FSは思い切って東京開催にしてジャパンカップの前座にする。こうすればそこでの走りが将来にほぼ直結するし、世界に対するアピールにもなる。まぁそうすると今度はホープフルが中山にあるのが問題になりかねないのでここまでにしますが。
とにかく中山芝2000mというのがそういう特異な施行条件なのは覚えておくべきだと思います。
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