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2019/11/25 10:50

2013年産まれクラシック世代という偶像

昨日のマカヒキを見てちょっと思ったこと。

俯瞰的な視点で言えば、2013年世代のクラシックというのは「ディープインパクト産駒全盛期に行われた、ディープファンにとっての理想が具現化したクラシック」というのがしっくりくる印象があります。
言うまでもなく、この年の牡馬クラシックを分けあった三頭はいずれもディープ産駒、オークスを勝ったシンハライトも秋華賞を勝ったヴィブロスもディープ産駒で、唯一ジュエラーだけがヴィクトワールピサ産駒でしたが、牡牝三冠の六つを五つまで同一年に独占してしまった訳ですから、まさに種牡馬ディープインパクトの最盛期と言っても過言ではないでしょう。

時期的にも良いものがあったかな、と感じることもあって、この年はディープの引退から8年ほどが経過し、既にキズナジェンティルドンナといった大物産駒を出し、種牡馬としての傾向や実力を生産者の方も理解して来た頃で、それに合った牝馬を付けていた頃なのかな、と思います。また、この時期から馬券を買えるようになった新規ファンというのは、世代的に子供のころディープの活躍を見て育った人が多かったはず(ディープ引退の2006年頃に大体12、3歳と仮定すると、そこから8年後はちょうどその子供たちが成人する時期になる)で、そういうのもあの時期の熱狂を作り出した要因だった気がします。

ただ、クラシック戦線では華々しい活躍を見せていた組がいざ古馬と戦う段になって見ると、その前年の菊花賞馬だったキタサンブラックが文字通り分厚い壁となって立ちはだかり、キタサンブラックがいる間にこの世代で芝中長距離のG1を勝てたのは15年の有馬記念を勝ったサトノダイヤモンドだけ(しかもハンデ差や展開に助けられて漸く勝てた)でその後は歯牙にもかけてもらえず、翌年はキタサンブラックが勝てないG1はキタサンブラック世代の他の馬に取られてしまい、他はキタサンブラックに取られるという完敗を喫する羽目になり、これがこの世代の強さの印象を大きく下げる要因になっている様な気がします。

なお、キタサンブラックが引退した後はレインボーラインミッキーロケットがしっかり古馬中長距離G1を制していて世代自体が弱いというのはちょっと違うかな、と。でも、古馬G1の制覇数で言えばキタサンブラック世代に遠く及ばないのも事実ではあり、この世代を贔屓目で見てしまう人が言うほど強い世代でもないような気はします。

最後ですが、この年の世代がそんなに強くなさそうなのは世界的に見ても同じようなもので、米国でアロゲートガンランナーが出た以外はパッとしないメンツばかりだったりします(この辺はWikiで調べると良いでしょう)。

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