私と競馬の歴史その4

競馬が終わった日曜日の夜皆様いかがお過ごしでしょうか。私はHB新聞を眺めながら本日

の勝負レースを反省しているところです。しかしその辺の反省会は明日に任せるとしてさ

て先週の続きです。年も明けバイト先の隊長からは強い慰留もありましたが、私は東京中

央区に本社を置く会社に入社しました。一週間の研修の後、私は横浜にある支店に配属さ

れます。そしてそこにも新たな競馬キチガイが待っていました。この会社当時は土曜日も

出勤でしたが、隔週は半ドンでした。土曜日の半ドンの日は日ノ出町にある場外馬券場に

先輩方と勝負に行くのが日課になっていました。当時の日ノ出町場外は新宿場外程のダー

ティな雰囲気はなかったのですがいわゆるコーチ屋みたいな人には何回か声をかけられた

ことはあります。場内は狭く日曜日にG1（当時G1といったかどうかは忘れました）のある

日などは土曜日でも場内に入りきれない程混んでいました。今は再開発の為取り壊されて

しまいましたが日ノ出町駅の向かい、交差点の近くにY書店という神奈川では1番の競馬本

の蔵書を誇る本屋さんがありました。競馬終了とともに勝った人負けた人が必勝本を求め

て賑わっていました。私が1番最初に買ったのは本の題名は忘れましたが「数霊術」の本

でした。相変わらずこの頃は出目にこだわっていてそうでなければ高配当は当たらないと

思っていました。数字の出し方は簡単で例えば本日2014年7月13日だとすると2+1+4+7+1+3

で18ですね。これをさらに1+8を足し9となります。本日の強い目は「3・6・9」といわゆ

る麻雀でいうスジで日によって「1・4・7」「2・5・8」と強い目を出していくやり方で

す。しかしこの方法軸馬の選択があいまいで1番人気が他の枠なら強い目のスジに流せと

か、軸馬が不在のレースなら強い目同士の3角買いとか軸をどこにおいていいのか当時の

私にはさっぱりわかりませんでした。グリグリの本命馬くらいはわかりますが実力拮抗で強

い目以外に2頭も3頭も有力馬のいるレースだって存在します。この本の使用期限は2カ月も

もちませんでした。私はなにしろ新入社員ですから仕事はかなり忙しく日曜日も仕事の日も

何度もありましたから、この頃はあまり競馬には入れ込んでいませんでした。そんなある日

Y書店で私の常識を覆すある本と出会ったのでした。写真は現在の日の出町WINSです。（続く）