競輪
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2014/08/04 22:53
<続>”小さな王” 〜輝けなかった獅子座の１等星〜��
中座してしまいましたが、引き続き
「届かなかったＧ�機飮廚そ个琉η蓮檗�<第二回>
“小さい王”〜輝けなかった獅子座の１等星〜 ラガーレグルスをお送りいたします。
さて、レグルスは３歳緒戦の共同通信杯の大出遅れ、弥生賞見ごたえ充分の３着を経てクラシック本番・皐月賞に挑みました。
しかし、３番人気と大きな期待を背に迎えたこの一戦で後に「ラガーレグルス事件」とも伝わることになる“あの大事件”が勃発します。
元々ゲートが苦手で新馬でも出遅れ、共同通信杯ではあの大差出遅れ。そしてこの皐月賞では先入れの１枠１番の上にあの大歓声をまともに受けるスタンド前発走…全馬条件は同じですし言い訳にしかなりませんがレグルスには不利な条件が重なりました。案の定ゲート内で暴れるレグルス…とうとう堪えきれずに立ち上がり尻もちをつき佐藤哲三騎手を振り落とします。ここまでならごくたまに競馬で起こりうること。そして馬体再検査ののち発走が遅れて外枠発走され…が、しかし!!レグルスにとって最も不幸だったのが、この尻もちして哲っちゃんを振り落としたのがまさにゲートが開きスタートが切られた直後だったことでした…。ＧＩの大舞台でスタート直後の大ハプニング!その後賛否両論非難轟々喧喧諤々の大論争を巻き起こしたスタートやり直しの無きこのスタート直後の競争中止…56億ともいわれるレグルス絡みの馬券が一瞬にして紙くずと化してしまいました。
当然ゲート再試験を課されたレグルスですが、ダービー出走をかけた再試験がその前週の東京開催でお昼休みに行われました。詳しくないのですが今でもこういうゲート試験は行われているのでしょうか？とにかく、実開催されている競馬場でのゲート試験…そして皐月賞と同じ関東圏の競馬場での開催。ここでもレグルスの不幸を思わずにおれませんでした。
1度目の外枠発走をクリアしたレグルスですが、2度目の前からずっと大声で罵声を浴びせ、なおかつ傘で柵を叩き続ける男性がいたといいます。おそらく皐月賞で大損を強いられたファンだったのではないでしょうか…気持ちは判りますがその心無い行為によってレグルスは興奮…そしてとうとう2度目の発走はゲート内で立ち上がり不合格…ダービーへの道は閉ざされることとなりました。陣営の無念は如何ばかりだったでしょうか…しかもあろうことか、その傷心のレグルス＆哲三騎手に向かって「ざまあみろ！！」というセリフが吐かれたというのです!!!このとき、普段は淡々として冷静な哲三騎手が鬼の形相でファンに向かってつかみかかろうとしたと聞いています。そのことを伝え聞いたとき、僕は涙が止まりませんでした。
実は当時、僕は佐藤哲三騎手が嫌いだったのです…
すみません、また続く…
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