もうひとつの“絆"　もうひとつの“凱旋門賞”　　〜佐藤哲三騎手引退に思う〜

もう少しで凱旋門賞がやってきますね。
日本期待の３頭の活躍を心から祈ってます。

なんだか少し輸送に関して難しい問題が表出しているようで気が気でなりません…
そこで思い出してしまうのがタップダンスシーの凱旋門賞挑戦です。
輸送の問題で本来の力の一部すら出すことが許されなかったことが本当に残念でなりませんでした。
あのとき普通なら挑戦を諦めざるをえないような状況で、それでも出走を「強行」したのは、佐々木先生をはじめ、クラブの方々や代表の夢。そして何よりも佐藤哲三騎手の「シチーで世界に挑む」「ファンの方々にシチーの晴れ舞台を見て欲しい」という情熱とファンへの思いがあったからだと理解しています。

そして昨年の凱旋門賞で佐々木先生とともに挑んだキズナ。
哲三騎手が引退を決意したのがキズナに直接会って、「可愛いな」と騎手としてではない感じ方をしている自分に気づいたからだと聞きました。
ボロボロになっても闘い続ける哲っちゃんに「もういいんだよ」とタオルを投げ込んでくれたのがキズナであることに運命の尊さを感じます。

今は一言「本当にお疲れ様でした」という言葉を送りたいです。
引退後、調教師の道は考えてないと言ったみたいなので(ノースヒルズの前田代表の「バックアップするぞ!」の言葉に少し揺らいだらしいですが…)、岡部さんみたいに、テレビの解説や地方講演、イベントなどでファンの方々に競馬の楽しさ奥深さ素晴らしさを伝えてくれることと思います(＾＾)
※ああ見えて哲っちゃん、お茶目なコメント結構するんですよね〜♪
　今後の活躍が楽しみです！(o＾−’)ｂ