『世紀末覇王』テイエムオペラオー

皆さんこんばんは('-'*)

今日はちょっと傷心な出来事があり、
それを吹っ切るために
『優駿』〜未来に語り継ぎたい名馬BEST100〜
…を読んでいました。

そんな中、並み居る名馬達を讃え、敬い、尊ぶ記事の中で最も印象に残ったものが、
『世紀末覇王』
と称された、
テイエムオペラオーでした。

様々な名馬をリアルタイムで見ていない世代にその衝撃や思い出を伝えるために言葉を尽くしても、
やはり“生の感動”には決して敵いません。
しかし、このオペラオーの記事は“臨場感”や“心の奮え”を伝えきれなくとも、その『覇王』がいかに君臨しそして誇らしく敗れ去るまでの“統治の歴史”を余すことなく伝えてくれました。

日記を訪れて下さるような方々は、きっとすでに『優駿』を手に取り、また手に入れ、今更かもしれません。
ですが、もしかしたらディープやオルフェ、ウオッカやスカーレット、オグリやテイオーの感動を甦らせる思い出の記事に隠れてしまったかもしれないこの“絶対王者”の記事を、
今日はぜひ味わい、その偉大な蹄跡にもう一度触れて欲しいんです
o(^-^)o

(以下その名分の抜粋)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
『その年、走っても走っても、テイエムオペラオーは負けなかった。
京都、阪神、東京、中山。
年明け初戦も、大一番の前哨戦も、秋の始動戦も。
盾でも、グランプリでも、「世界」が相手でも。

良馬場でも重馬場でも。
仕掛けが遅れて大外を回らされようとも。
そして直線で進路が塞がり、絶望的な状況に陥ろうとも。

00年、テイエムオペラオーはＧＩ５勝を含む８戦全勝という途方もない成績を残した。
芝の古馬中長距離ＧＩを５つすべて制した馬など、後にも先にも皆無だ。
しかもそれを、１年で成してしまった。

そしてそんなふうにＧＩ(級)競争をいくつも勝ちつつ、その年を無敗で終えた馬も、テイエムオペラオーが初めてだった。
シンボリルドルフもナリタブライアンも、タイキシャトルもディープインパクトも、それだけはできなかったのだ。

01年はずっと２着に降してきたメイショウドトウについに逆転を許し、以降も年下の馬たちに敗れた。
しかし最後まで王者らしく胸を貸し続けたその姿は、これもまた「君臨」の一つの形だと思えた。

通産ＧＩ７勝は、交流重賞を除けば史上最多タイ。18億円以上の収得賞金額は今なお世界歴代１位の偉大な記録となる。

それでもやはり00年こそが。その年の「年間無敗」こそが、たぶんテイエムオペラオーという馬の核心なのだ。
(軍土門隼夫)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「史上最強」は誰もが思い思いに描けるけれど、
『絶対王者』と呼ぶに相応しい馬はと聞かれれば…

“テイエムオペラオー！”

僕にとってはオペラオーだけ…
その偉大な蹄跡は、例えリアルタイムに見ていなかったとしてもきっと伝わるはず…
“生の感動”より
“圧倒的な事実”
それもまた…競馬の醍醐味です♪