アサクサデンエン

私は基本的にお馬はみんな好きですが、あえて選べば、栗毛のお馬が好みです。
昨日書いた　ゲンキクン　も栗毛ですし、今応援しているオキテ、コスモセブンも栗毛です。
だから彼に会った時、イチコロリンになったのは当然でしょう。
実物に会う前は、その名前からちょっと泥臭そうなイメージを持っていたのです（　ごめんね、デン君　）。

１９９９年生まれの彼は、奥手のお馬だったようで、５才になってからやっとオープン馬になり、６才での京王杯スプリングカップが初重賞勝ちなのでした。
その勢いのまま続く安田記念を勝ち、念願のＧ１馬になったのです。
その後、ドバイ、香港と海外遠征にも行きました。
今、早い結果を求める風潮が強いですが、もう少し辛抱して待ってあげたら花開くお馬がもっといる様な気がしてなりません。

このデンエン君、イギリス産まれなのですが、生産者が「　FUSAO SEKIGUTI　」となっています。
そうです、あのフサイチ軍団のオーナーさんです。　（でした。というべきですね）　
何故かというと、デンエン君がお腹にいる時点で関口オーナーが母馬ホワイトウォーターアフェアを購入したためなのです。
が、デンエン君が産まれてすぐに母子ともに売却されたのですが、仔馬が産まれた時点で母馬を所有していた者が生産者となるという規則で、関口氏が登録されているのだとか。
ただし、生産者賞の貰えない生産者、幻の生産者なのです。
そんな人間社会の絡みなどとは無関係に種牡馬も引退したデンエン君、今は、社台スタリオンで過ごしているようです。
きっと会いに行くから、それまで元気でいてね。

＊＊＊ちょっとおわびです。
昨日、ＮＨＫマイルカップで紅１点と書いてしまいましたが、紅２点の誤りでした。
すっかりクールホタルビが牝馬ちゃんだってこと、忘れてしまっていたので〜す。
ホタルちゃんごめんねぇ。
お詫びして訂正いたしま〜す（ペコリ）。