351件のひとこと日記があります。
2015/06/09 06:57
自分の為に牧場を作って貰ったお馬
その牧場さんに向かった目的は、テイオー産駒のトウカイパルサーに会うためでした。
ただ、変わった名前の牧場さんだなぁ、とは思いました。
そして、念願のパルサーに会い、案内して下さった場長さんにいろいろとお話を伺っているうちに、ここがある1頭のお馬を引き取る為に作られた牧場だとわかったのです。
2000年、種牡馬を引退する事になったお馬がいました。
ただ、そのお馬にはその後暮らす場所がありません。
このままでは使途不明という形で消えてしまう可能性もあります。
ずっと育成牧場などで働き、馬と暮らしていた1人の男性が、それを知って、もともとそのお馬のファンだったこともあり、一大決心をしました。
そして牧場を作り、そのお馬の名をつけたのでした。
「 コバン牧場 」誕生です。
私は初め、小判の事かと思っていました(笑)。
1985年度宝塚記念馬、スズカコバンを繋養する為に作られた牧場だったのです。
自分の名前のついた牧場で、のんびりゆったり余生を過ごしたコバンは2005年、25年の馬生を閉じました。
現役時代は「マルゼンスキーの再来か!」とも言われながら、ミスターシービーやシンボリルドルフなどに栄光を持って行かれ、バイプレイヤーにあまんじた彼でしたが、余生は堂々と自分が主役の幸せな時間を過ごしたのではないでしょうか。
名馬多しと言えど、自分の為だけに牧場を作ってもらったお馬は彼1頭しかいないのでは?
今、そこに住むトウカイパルサー。
彼も、肥育場におくられる寸前で、この場長さんに救われたお馬です。
元、牛舎だったというこの牧場には、パルサー以外に沢山のポニーやヤギや犬猫、うさぎなどがいます。
場長さんは「移動ふれあい動物園」もやってらっしゃるのです。
そして、普通の馬房よりかなり広く、何と、馬房からすぐに外の放牧地へ出られるのです。
上の画像は、一緒に暮らしているミニチュアホースのクォン君と外へ出ていくパルサー君。
下は、コバンの画像がないので、代わりにパルサー君に出て貰いました。
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でぃらろーしぇさん、いいね!ありがとうございます。
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でぃらろーしぇさんがいいね!と言っています。
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エドリンさん
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エドリンさん
マカさん、ペアポッチとコメントありがとで〜す。
パルサーは自由気まま、パルサーの放牧地から降りていくと小学校があるそうです。
草を食べながらそこまで行ってしまう事たびたび。
「パルサーきてるよ」と小学校から電話。
「飽きたら帰ってくるからほっといて」と場長さん。
しばらくすると満足したパルサーがちゃんと戻ってくるのだとか。
こんな日々を過ごすパルサー、幸せすぎます。
で、スズカコバンの父はマルゼンスキーなんです。
なので期待されたんですけど、父と同じように脚が曲がっていて、そのため脚部不安に悩まされたそうです。
それがなかったら、もっと大きな勲章取れたかも・・・・・。
でも、彼はもっと大きな物を手に入れたのですから、これで良かったのでしょう。 -
マカさん
一頭の為に作られた牧場、作った方がどんな方かはわかりませんが、すごく愛を感じますね(^ ^)トウカイパルサーくんの表情もすごく穏やかです♪
それにしてもスズカコバン、「マルゼンスキーの再来か?」ってきっと、当時の最大の褒め言葉ですよね? -
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