ヴィジュネルが引退。悲報が続く2024年下半期

一時は快方に向かったと喜んでいたのですが、本日引退となりました。

右前脚の傷からくる感染症に対し抗生物質を投与しても、感染の勢いを抑えることはできず、
それが原因で左前脚にも負担がかかる状況になってしまい、とうとう本日、診療所から競走能力喪失の診断が下されたとのことです。

競走はできなくてもいいから治療を続けていただいて、ゆっくりと余生を過ごしてほしい。
ヴィジュネルはこれまでに大きな怪我もなく、併せる形になると毎回一生懸命に走る馬で、
全力で走っても回復が早く、本当に「タフ！」な孝行馬でした。
特に康太騎手が同着勝利に導いてくれた豊栄特別は忘れられません。

募集価格は2,800万円と、牡馬としてはとても安かったですが、31戦もして6-8-2-15と安定した成績を収めて、獲得賞金は1億4,459万円と、募集価格の割には物凄い活躍ぶりでした。

個人的に悔やまれるのが、まだ6歳馬で障害OPクラスに入ってもまったく頭打ちではなかったことですね。
同じ6歳馬でも、平場で頭打ちなのと、障害レースで適性を見せた馬とでは、
後者の方が圧倒的に長い活躍が期待できます。
その理由はレースで速い脚を求められないからです。前者に比べたら無事であれば4年程度の活躍は約束されると思いますので、
この約束された4年間を、今回の感染症によって見ることができなかったことが、ただただ悔しいのです。
それは陣営も同じだと思います。

そんなヴィジュネルに向けての感謝を伝えたい。
まず激しい競争生活をお疲れ様でした。長い間活躍してワクワクさせてくれて本当にありがとう。
そして渡辺先生、お世話をしてくれた関係者の皆様、ありがとうございました。

私事、今年の下半期よりシュヴェルトリリエの件から不幸が続いていますので、
どうにかこの不幸の連鎖を断ち切ってほしいところ。

今週はソルナシエンテ（抽選）、ナヴィガトーレのデビュー戦が控えているので、
ヴィジュネル先生の闘魂とタフさを引き継いでいただきたいところですね！