再会７

「明日の夕方にはさ、川崎戻らなきゃいけないしさ、お前ともっと一緒に居たいんだけど」
「え？じゃぁ、どこ行くの？」

「どっか泊ろうよ」
「え〜〜〜〜？？？」

「大丈夫！お前が嫌だって言うなら何もしないからさ」

何もしないから・・・そう言ってホテルに連れ込み、何もなかった事案は統計学上、どれくらいの確率なんだろうか？

俺は約束は守る男だ
お前が嫌だって言うなら何もしない
ならば、嫌だって言わなきゃ何してもいいってことだろ？

田舎のラブホは、ロビー通らず、駐車場からいきなり部屋で、誰とも会わずにチェックインできる、モーテル方式だ

「ええ〜〜こんなとこ初めて〜〜」
とりあえずコンビニで買ったチューハイで乾杯

「テレビ、タダで見れるの？」
「見れるよ」当たり前だがな・・・

テレビつけたら、いきなりのアダルトチャンネルで「あはぁ〜〜〜ん！！」って映像が！
「た〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！」
あわてふためいてチャンネルを変える


「なに今の！？」
「こういうとこにはそういうチャンネルがあるんだよ」

「びっくりしたぁ〜〜〜」
田舎の非モテ女はいちいちリアクションが大げさだ
それが可愛いっていう男もいると思うが、俺的にはちょっとウザい

「風呂入れてくる」
部屋のブラインドを上げるとガラス越しに風呂が丸見えの部屋だった

「なにこれ！お風呂見えちゃうじゃん！！！」
びっくりしなくても大丈夫！
「絶対覗かないから大丈夫だよ」
うむ・・・俺は覗いたりしない
途中で乱入して一緒に入るだけだもの・・・

「お風呂の椅子、何かおかしいよ？」
おぉ！この椅子は！ソープとかでよく見かける、スケ○椅子じゃないかｗｗ

「あぁ、その椅子ね、キレ痔の人とかにやさしい椅子だろ？」とか言っておいたｗ
「へぇ〜〜〜〜そうなんだ〜〜〜すごいね〜〜」
別にすごくは無いが、いちいち驚くのがだんだんうっとおしくなってくる

「先、お風呂入ってこいよ・・俺はもうちょっと飲んでるから」
そう言って先に入らせて、数分後に行動を開始する

まぁ、セオリー通りだな