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2015/08/21 18:06
娘たちよ、父を超えろ! (ディープ篇)
今、状態が気になっている馬がいる。ヤマニンナジャーハである。
ディープインパクト産駒で、期待されて昨年秋にデビューした。
すぐに未勝利戦を勝ちあがったものの、その後歯車が狂って
復調の兆しが全く見えないままだ。
ディープの牝馬は小さく出ることが少なくないが、ナジャーハも
420kgの小柄な馬だ。ディープの牝馬は単純に大柄な馬ほど
活躍すると聞いたことがあったので、ずっと気になっていた。
そこで、ディープインパクトの牝馬賞金ランキングから、トップテンの
直近レース(引退馬は引退レース)の馬体重を拾ってみた。
(2015/8/19現在)
ジェンティルドンナ 470
ヴィルシーナ 458
デニムアンドルビー 450
ハープスター 490
ラキシス 478
マルセリーナ 454
ドナウブルー 444
スマートレイアー 462
ウリウリ 468
キャトルフィーユ 466
ディープインパクトの引退レースの馬体重は438kgである。そこで
勝手に根拠の無い法則をつくってみた。
『ディープの娘で活躍するのは、父より大きな馬である』
重ねて言うが何の根拠も無い。(苦笑)
さらに20位まで拾ってみると、最軽量はミッキークィーン(12位)と
ジョワドヴィーヴル(20位)の430kgだが、ミッキークィーンはまだ
成長するだろう。ちなみに生産者は20頭中15頭が社台系で、
トップ5はすべてノーザンファームである。やはりと言うべきか。
さて、ディープの牝馬がどれだけ活躍しているかというと、当然ジェンティルが
抜け出ている。その他トップ10は誰でも知っているようなメンバーだが、
15位あたりからは少し地味に見える。
その15位が須貝厩舎で走ったシュプリームギフトで、5勝を挙げている。
同厩舎のオツウと同じ勝ち星である。オツウをこのランキングに当てはめると、
18位に相当する。んー、ディープの牝馬って実際のところすごいの? と思って
ハーツクライの牝馬ランキングを調べたら、オツウは4位だった。やはり
ディープ産駒は違うのだ。
もう少しランクを下げてみよう。21〜100位の平均馬体重はざっくり言って
460kg前後といったところで、430kg未満は少ない。これが100位を超えると
軽量馬がちらほらと見られ始め、400kgそこそこの馬もいる。ナジャーハは
現在135位である。
馬齢は考慮に入れてないのであくまでも参考にすぎないが、調べるほど
冒頭の「大きな牝馬ほど活躍」の仮説が現実味を帯びてくる。
勿論、法則が当たらない方が嬉しいに決まっている。もう骨格は固まって
いるので、今から馬格が大きくなることは期待できない。だが、小さくても
可能性が無いわけではない。ディープ産駒でも勝ちあがれない馬はいるのだ。
その点ナジャーハは1勝を挙げているので、走るチャンスは得ている。
いつか低迷から脱する日が来るのを待つとしよう。