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2017/05/01 18:02
リアルシャダイが残したもの
リアルシャダイはライスシャワーを筆頭に、優れたステイヤーを多く輩出した。
他にも、テイオーの同期であるイブキマイカグラのように、主に中距離で活躍した
産駒もいる。
しかし次の代になると特徴も薄れ、活躍馬も減ってサイヤーラインは途絶えて
しまう。その要因として伝えられるのは主に3つある。まず、代表産駒である
ライスシャワーの早世。次に時代がスピードを重視し、ステイヤーの血が敬遠
されたこと。そして、これはテイオーも少なからず影響を受けただろうが、
優秀な繁殖牝馬がサンデーサイレンスに集められてしまったこと。
したがって、その後は母の父として名を残すことになる。その中で記憶して
おきたいのは、マッチポイント&ボンヌシャンス姉妹からトウカイポイント、
トランスワープ、パープルエビスらの活躍馬が出た事だ。姉妹の母マックホープの
父であるノーザンテーストについては、別の機会があれば振り返ってみたい。
さて、「父テイオー・母父リアルシャダイ」の配合については、テイオーの
柔軟性とリアルシャダイの重厚さがうまく補い合っていると言われている。
確かにテイオーの代表産駒であるトウカイポイントをはじめとして、他の配合と
比べると成功の部類なのだろう。ただ、これらの産駒からはリアルシャダイの
面影を明確に感じ取ることは出来ない。
とは言え、トウカイオスカー、アースシンボル、トウカイライフといった
好成績を挙げた牝馬たちが繁殖に上がっているのは今後につながるだろう。
そして、自身の現役成績は栄えないが、ともにオープン馬の母になった
トーセンスマッシュとデライトポイントの存在を忘れてはならない。
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