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2020/05/03 13:03
テイオーの牝系を辿る旅 : 6代母 ヒサトモ(久友)
競争名ヒサトモ(繁殖名:久友)は1934年千葉県産、父トウルヌソル。
現役成績は地方を含めて31戦16勝。何と言っても、第6回東京優駿大競争
(現在の日本ダービー)を牝馬ながらレコード勝ちした偉業が燦然と輝いている。
産駒は4頭で、3番仔ヒサトマンと4番仔ブリユーリボンが各5勝を挙げて
いる。唯一の牝馬ブリユーリボンがヒサトモの血を繋げて、のちにトウカイ
テイオーのダービー制覇に至る。
父トウルヌソルは1922年英国産。当時の宮内省が種牡馬として大金を
投じて輸入し、下総御料牧場に繋養された。産駒はヒサトモを含めて6頭が
東京優駿を制しており、これはサンデーサイレンスと並ぶ最多記録である。
それに次ぐのがディープインパクトの5頭で、残された産駒がこの記録に
挑むことになる。
さらにその父 Gainsborough は英国三冠馬であり、Hyperion の父としても
有名。この系統もスタミナ色豊かと言われている。テイオー内には6・7×
6・7という Hyperion のクロスが存在し、その影響は少なくないだろう。
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