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2022/04/27 11:32
ルーチェデラヴィタから読み解く、レーベンスティールの未来図
ルーチェデラヴィタの8分の7同血にあたる弟、レーベンスティールが
デビューを待っている。父がキズナからリアルスティールに変わった。
姉のルーチェデラヴィタは早期デビューから2連勝を果たしたが、当時の
馬体はまだ緩く芝のレースを走っていた。また、その緩さゆえに距離は
融通が利いた分、最適の条件を測りかねていた。
古馬になって本来の馬体を示し始めると、戦いの場はダートへ、そして
距離を短縮してきた。ここまでの過程はほぼ字面のイメージ通りと言える。
弟も似たようなイメージを持つが、牡馬で馬格がある分、仕上がりには
時間を要すると思われる。両馬とも同時期の立ち姿写真を見ると、サンデー系
らしくスラっとした薄手の馬体である。
ただ、弟の方がトモと上肢の筋肉量や、首差しの逞しさで上回る。姉は
首が長く角度が寝ているので独特のフォームで走るが、弟は標準的なので
多分両者のフォームは異なるのではないか。
トウカイテイオーは自身のイメージよりは重い血統である。その母父同様に
父キズナもリアルスティールもイメージよりは重い。従って、芝の快速馬とは
いかないだろう。
トウカイテイオー×リアルシャダイの活躍馬も見てみよう。直仔では
トウカイポイントが香港マイルで3着に入り、洋芝をこなした。母父に
入ると、オツウの重賞入着は中山と福島、ブレイブスマッシュが豪州に移籍
してG1を2勝しているように、タフな馬場が良いように思う。
姉ルーチェデラヴィタも距離にかかわらず、高速決着は不得手だ。時計が
かかる条件で脚を溜めることが出来た時、鋭い抜け出しを見せる。ただ、
一瞬の脚しかないので、その使いどころが難しい。
対して、弟の方がより直飛に近く持続力は期待出来るのではないか。その分
ズブさが出るかもしれない。
気性的には姉はゲートを出てすぐに熱くなってしまう欠点が指摘されていた。
弟もすでに同じ表現でその気性の激しさを懸念されている。クラブの募集
映像の最後の立ち姿の時に、曳き手が正面に立てず、首元で制御していたのは
確かに気がかりだ。その激しさが良い方で出ればと願う。