今年のテイオー軍団２歳勢は少数精鋭か

　今年の２歳勢は中央デビューがまだ無く、今週ようやくコスモオピニオンが
出走予定だ。入厩ペースも例年より遅れている印象を持つ。地方は把握が
難しいが、おそらく似た状況ではないかと思われる。
　憶測に過ぎないのだが、直仔と孫世代の繁殖の過渡期であるのが一因では
ないか。双方の血統登録はいずれも１０頭程度となっている。そして、直仔は
高齢化が進み、死亡や繫殖引退が目立ってきた。

　さらに、今年の出生状況を見ると、直仔の出産は一桁に留まりそうだ。
対して、孫世代は豪州での出産予定を含めて１５頭を超える見通しに
なっている。また、ひ孫世代の出産も珍しくなくなった。多分、今年の
２歳馬あたりが頭数的に底なのではないか。

　だが、頭数は少なくても、今年の２歳馬は逸材が揃っているし、
ルドルフ血脈にも期待馬が控えている。決して不作の年にはならないと
期待していい。