ロバートソンキーの日経新春杯＋オマケ

　今週日曜の日経新春杯には、初重賞勝ちと父ルーラーシップとの
父子同一重賞制覇をかけてロバートソンキーが出走予定だ。
注目された斤量はヴェルトライゼンデ５９ｋｇ、ロバートソンキー
５７ｋｇとなった。両者に２ｋｇ相当の能力差があるかどうかを考え
てみると、どちらに有利か見えてくる。

　あとは４才馬だが、実績に応じて５４〜５６ｋｇとなっている。
おそらく軽い順に人気すると思う。過去のレース傾向から４歳馬重視
という予想も多いだろうが、やはり個々の能力判定は欠かせない。
　この世代はレベルが高いと言われているが、そのイメージを作って
いるのはイクイノックス、ドウデュース、ジオグリフ、ダノンベルーガ
の4強だろう。彼らが先頭集団を形成している。それに続いてアスク
ビクターモアがいて、その後方に第二集団がいるという図式だ。今回の
３頭はその第二集団に含まれていると見て良い。この集団も例年以上の
レベルなのかは、しっかりと吟味する必要があるだろう。

　さて、今週の重賞にはテイオー血脈馬以外で見ておきたい馬がいる。
１頭目は京成杯のソールオリエンスだ。新馬戦でレーベンスティールと
叩き合って競り勝った。ここであっさり勝つようであれば、レーベン
スティールの能力も間違いないことが証明される。
　そしてもう１頭が愛知杯のルージュエヴァイユである。昨年の春に
オンリーオピニオンと対戦した時に、強い馬だなと感じた。当時の
オンリーオピニオンはトモに問題を抱えていたため、着差ほどの能力
差は無いと思うので、この馬の結果にも注目したい。