オツウっ子たちよ、現状を打破せよ！

　現役のオツウ産駒３頭が、いずれも壁に当たっている。母がそうだったように５〜７月が最も調子の良い時期と思うので、ここから巻き返しを図りたい。

　マジカルステージは自身の体調を整えるのが第一と思う。母も５歳でオープン入りしたのだから、ここから本領発揮と行きたい。ただ、休みが明けたらダートに転向させられそうな気もする。

　キングロコマイカイとオシゲはともにダートで頭打ちに見える。それぞれ剛腕騎手を３回継続騎乗させたが、それでも十分動いたとは言い難い。ロコマイカイはそれならと減量騎手を配したものの、川田騎手でも動かせ切れない馬に新人女性騎手は酷というもの。逃げ馬ならともかく、この脚質では。今回は同じ新人でも男性騎手に替えたが、さてどうだろうか。
　ロコマイカイは川田騎手が３走連続で乗ったということは、脚質的な難しさは有れども、少なくとも癖馬では無いということだろう。ただ、頭打ち感はオシゲよりも強い。どちらもスピード不足ということでダートを使われているのだろうが、本質的な適性では生粋のダート血統馬には及ばない印象だ。
　となれば、適条件はピンポイントに絞られてしまうが、上がりの掛かる芝の長い所あたりだろうか。そして、これからの季節となれば洋芝が待っている。しかし、適性やローテよりも相手関係優先の傾向がある厩舎なので、使ってもらえるかどうか。

　ともかく３頭ともこのまま終わって欲しくはない。能力を全開で発揮するのが難しい血統ではあるが、何とか本来の実力を出し切ってもらいたいものだ。