2020産テイオー血脈、中央勝ち上がり状況

　ことしも３歳未勝利戦が終わった。一区切りとして、勝ち上がり状況をまとめてみよう。サニーサフラン、レーベンスティール、フェリ、ジュンフシナ、マンノライトニング、ステラポイント、オシゲの７頭が勝ち上がった。
　この世代については、事前に少数精鋭という話をさせてもらった。見込み通り、出走数の割に勝ち上がりが多く、レーベンスティールという大物候補も出現した。また、近年は牝系の固定化という課題に触れることが多かったが、今年はいつものデライトポイント牝系２頭の他は多岐にわたっており、いろいろな面で充実した世代ではないかと思う。とは言え、レーベンスティール以外は２勝目をまだ挙げておらず、今後の活躍に期待したい。
　そして、健闘空しく勝ち上がることが出来なかった馬の方が当然多い。この中には格上挑戦を計画する馬や、地方で再出発する馬も居るだろう。実際、マリノフェアレディのように地方で連勝を重ね、再転入して来るケースもある。才能開花のタイミングは馬それぞれ。朗報を待つとしよう。