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2024/06/10 11:02

Brave Spirit、レーベンスティールが躍動

 先週は日豪でテイオー血脈馬が魅せてくれた。まずは土曜の豪州。リステッドレースに臨んだ Brave Spirit が連勝し、ブレイブスマッシュ産駒3頭目のステークスウィナーに輝いた。陣営は「エンジンに見合う馬体になるまで時間を要した」とコメントし、今後の活躍に期待を寄せている。

 日曜のエプソムカップを狙うレーベンスティールにも同じことが言えた。素質は間違いなく一級品なのだが、調教に気遣いが必要なほど虚弱だった。ようやく責めた調教が少しは出来るようになったとはいえ、まだ腰高で良化の余地を残している。あとは何と言っても精神的な成長が待たれるところだ。

 今回のパドックでは、ビットガードを装着しているように見えた。新潟で口の中を切って出血したことの対策だろう。その分、引っ掛かりが強まる懸念があった。しかし、返し馬の映像を見る限り、折り合っていると感じたのでひと安心。

 そして抜群のスタート。いつもは最初のコーナーまで掛かり気味の馬が、ルメール騎手の手腕で落ち着いている。ペースが流れたこともあるだろうが、全走の中でも今回が一番スムーズな競馬だったのではないか。
 道中では、どこかで垂れてくるであろう13番に蓋をされて、このまま包まれたら嫌だなあと思っていた。だが、3角で13番が内に入って来たので、すかさず縦位置をキープ。いつでも外へ出せる形を取った。
 直線ではおそらく最初から狙っていたと思われるラインを確保。他馬が追い始める中でも、持ったまま脚を溜めるほどの余裕。本当に慌てることの無い騎手だ。最後は見せ鞭だけで流す余裕すらあった。インタビューでは「楽に勝った」を繰り返していたので、それだけの手応えがあったのだろう。2〜8着はすべて二桁馬番だったのを見ても、ペース読みとコース取りは完璧だった。

 戦後、調教師は次走について東京コースを示唆していた。ようやく賞金を加算して大きなところを狙える態勢が整った。あとは自身のコンディション次第なので、心身の成長を期待したい。

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