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2024/09/23 13:36
オールカマー2024 回顧
テイオー軍団の現役トップ2が出走したオールカマーの回顧を行いたい。2頭が近い位置で走っているのは感慨深かった。
まずは年長のロバートソンキーから。結果は残念だったが、スローを見越してポジションを取りに行った。福永元騎手が代打で騎乗した時を除けば、異例の作戦だ。珍しく前傾気味の調教ラップはこのためだったのか。本当はサヴォーナの位置まで進出したかったが、やはり枠が痛かった。今の中山であれだけ外を回すと勝ち目は薄い。それと、1走使っただけでは芯が入り切っていなかったかもしれない。
ただ、これで終わって欲しくはない。もう一度チャンスがあってもいい。少し間は空くがその間じっくり調整して、中日新聞杯はどうだろうか。
そしてレーベンスティールが獲得した『天皇賞秋・優先出走権』。何と心地良い響きだろうか(^-^; 馬体重こそプラス2キロだったが、どっしりと幅が出たイメージだ。
レースは相変わらず好発進。良いポジションを確保した。だが、これも相変わらずの掛かり癖が出た。久しぶりの実戦に加えて、想定以上のスローペースが災いしたか。それでもルメール騎手が姿勢を乱さずに何とかなだめている。トップレベルの外国人騎手と相性がいいのは、これが出来るからという見解は以前にも述べた通り。
周囲を見渡せば前にサヴォーナ、両脇にサリエラとステラヴェローチェと、ライバルたちに囲まれている。他の騎手や陣営に一目置かれる存在になっているということだ。特にサヴォーナの横山武史騎手は、レーベンより後ろに居たら勝てないということが一番身に染みているはず。
そして、天気予報ほどの強風ではなかったこともあり、向こう正面頂点から徐々にペースが乗り始める。本来は4角で外に出したかったところだが、サヴォーナは絶対に閉めてくるはずなので内を選択した。ところが番手のリカンカブールが苦しくなったか、刺さり始めて前が開かない。しかし、ここで津村騎手が外に修正した一瞬を見逃さず、見事にこじ開けた。
レース後に2着のアウスヴァールについて、ルメール騎手が「丁度いいリードホース」とコメントした通り結果的には長めの調教をやった様なもので、ダメージを残さずに勝ったのは大きい。今年こそ順調に大目標の秋天へ!