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2025/01/28 11:33

レーベンスティールの今後

 過去の敗戦にはそれぞれ明確な理由があった。体調不良、騎乗ミス、調整ミス、枠と道中の不利。だが、今回ほど深刻な敗戦はかつて無かった。ルメール騎手は今回の敗戦理由に距離を挙げている。
 騎手のコメントで「距離はもっとあっても大丈夫」は当てにならないこともあるが、距離で止まる感覚は乗っていて分かるそうで、「短いほうがいい」は信用してよさそうだ。ルメール騎手は、従前から距離については進言していたらしい。だが、ここを使ってきたということは、陣営のプランはAJCC→大阪杯→宝塚記念だったのだろう。

 確かに筋肉量はフォトバドックを見ても明らかだ。ただ、距離適性はそれだけで決まるわけではない。本馬の場合は、当初から指摘されてきた「強すぎる前進気勢」も影響していると思われる。その前進気勢を抑える工夫を模索して明確に失敗した以上、前進気勢を生かす方針に転換することも考えてほしい。
 パドックはともかく、返し馬からこの馬にしては少し行儀が良すぎる印象を受けた。いつもならゲート出た後、騎手が手綱を引いて他の馬が来るのを待つくらいなのだが、今回は行きたがる様子は無かった。また、初角で首を上げる仕草も見られなかった。通常なら良いことなのだが、これまでそれで結果を出してきた馬である。大事な何かを失った気がしてならない。

 鞍上は坂で疲れたと言っていたが、実際には4角手前ですでにおかしかった。従って今となっては2000mでも長く、1800mが上限という感触だ。国内には1800mのG1は無いので、マイル路線ということになる。陣営がどう決断するかはわからないが、マイル路線を前提に今後のローテを考察してみたい。
 当然、上半期の目標は安田記念になる。問題は前哨戦だ。適鞍としてはマイラーズカップ(1600m/京都/別定)くらいしかない。輸送競馬になるのと中5週が懸念材料で、レーベンにとってギリギリの間隔だろう。今年から施行時期が変更になったエプソムカップ(1800m/東京/別定)で連覇を狙うと中3週でさらに厳しい。せめて中4週の京王杯スプリングカップ(1400m/東京/別定)と逆の日程ならと思うのだが、1400mはさすがに短いし難しいところだ。
 また、AJCCから次走まで長くなるのも気になるが、じっくりと再教育する期間と腹を括るしかない。陣営はどう考えるのだろう。

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