ルドルフ血脈からも大物誕生なるか

　今週末の出世レース共同通信杯に、母の母父シンボリルドルフというリトルジャイアンツが出走予定だ。まだ粗削りで強い相手ともやっていないので未知数な部分が多いが、健闘を期待したい。

　母コスモメリーはJRAの芝中距離で３勝、ムラ駆け傾向が強くて人気を背負うことははぼ無かった。その特徴が最も出たのが、１４番人気で番狂わせを演じた福島の浄土平特別だった。
　コスモメリーの産駒で出世頭は、今のところ４勝を挙げてオープン入りしているウインモナークである。こちらは短距離馬なので、王道路線の大物候補は初めてになる。

　そして、牝系を辿っていくと月友産駒の時孝に行き当たる。月友の母はテイオーの牝祖星友なので、本馬も筋金入りの在来血統というわけだ。
　また、生産牧場のヒカル牧場というのは、シングンマイケルの生産牧場でもあるから、このあたりも応援したくなる要素なのである。