ブレイブスマッシュ産駒２頭がG2へ

　まずは２歳牡馬の　Brave Design　から。２戦目にして、フレミントン競馬場の２歳G２に挑む。デビュー戦はいきなりのリステッドを選択し、実績のある既走馬たちに挑んだ。豪州では能力に応じてリステッドや重賞からスタートすることが珍しくない。
　その一戦はゲートを五分に出たものの、直後に左右から挟まれて後方追走を余儀なくされた。そのため仕掛けどころでは早めに動かざるを得ず、好位の馬を交わせずに３着だった。
　だが、初戦から鞍上にマクドナルド騎手を手配し、今回もウイリアムズ騎手を確保したのを見ると期待の高さが伺える。去勢していないのは、先を見越してのことかもしれない。

　そして、産駒初のG１馬である　Kimochi　が復帰戦として、ロイヤルランドウィック競馬場の古馬G２から始動する。距離1000ｍというのが意外ではあるが、この秋の目標は父も走ったTJスミス（G1）あたりと推測する。巨大台風が東海岸を襲っているようだが、シドニーは大丈夫だろうか。