Kimochi の T J Smith Stakes

　明日４月５日は海外が忙しい。多くの耳目は深夜のドバイに集まるだろうが、その前にシドニーでも大きなミーティングが行われる。日本の競馬ファンは第８レースのドンカスターマイルに出走するジオグリフを応援するだろう。ただ、そのひとつ前の第７レースにもご注目頂きたい。ブレイブスマッシュ産駒のG１馬 Kimochi が、T J Smith Stakes（1200ｍ・Ｇ１）にエントリーしている。

　このレース、歴史はまだ浅いものの賞金とレベルは高い。父ブレイブスマッシュは2018年に挑戦したが、稍重が合わなかったか７着に敗れている。Kimochi の馬場実績を見ても、Good（3-5-1-3）に対して Soft（1-1-2-2）なので良馬場の方がやりやすいだろう。幸い、シドニーの天気は今日も明日も晴天の見込みだ。

　しかし、ゲートは１３頭中の１３番枠。つまり大外だ。ロイヤルランドウィック競馬場の1200ｍは３コーナーに対して斜めに入ってくる、ＪＲＡには無い形態をしている。角度としては６０度くらいで、３〜４コーナー中間も日本のようにずっとカーブではなく、短い直線になっているのでそこまで不利とは言えないかもしれない。ただ、終始外を回される展開だと苦しいだろう。

　Kimochi のレーティングと単勝人気は中位といったところ。手強い相手ではあるが、健闘を期待したい。