ブレイブスマッシュ産駒の重賞祭りなるか

　5月31日土曜は、3頭が重賞に出走する。まずは香港の Divano から。シャティン6レースのG3に出走予定だが、これが初めての重賞になる。11頭中7番目のレーティングとはいえ、前々走のオープン戦や香港クラシックマイルのように大駆けの可能性がある馬である。ここでも一発あれば年末の大きな舞台への展望が開けるので、良い結果を出して欲しい。

　オーストラリアでは、イーグルファーム競馬場で2頭が出走する予定だ。5レース2歳G2の Brave Design は未勝利の身ながら、リステッドと重賞で3着2着2着と素質の片鱗を見せている。逃げ先行脚質のせいもあってか、まだスパッと切れる脚を見せていない。２０頭立ての大外はかなり不利ではあるが、テイオーのダービーと同じだ。レベルアップした走りを見たい。

　そして、７レースの古馬混合G1にはエースの Kimochi が登場する。前走で大敗しているので、ここは立て直しを期待している。G１を制覇した時のウイリアムズ騎手に戻るのは心強い。すでにユーロンで繁殖入りが決まっているが、牧場内での立場を高めるためにも二つ目のビッグタイトルを狙いたい。

　今回は３頭とも本命サイドではないものの、チャンスが無いわけではない。父の種牡馬価値の観点からも、何とか重賞タイトルを勝ち取ってほしいと願っている。