菊花賞の思い出 その１

今週末は菊花賞なので、私が見てきた菊花賞で印象深いレースを、載せたいと思います。
７６年、第３７回菊花賞
１ タニノレオ 小谷内
２ キングラナーク 岩元
３ ホクトボーイ 久保敏
４ ニッポーキング 郷原
５ フェアスポート 武邦
６ ライバフット 中島啓
７ トウショウボーイ 福永洋
８ クライムカイザー 加賀
９ トウカンタケシバ 清水英
１０ケイシュウフォード 柴田人
１１グリーングラス 安田富
１２ハマノクラウド 小島貞
１３テンポイント 鹿戸明
１４タニノルーラー 鶴留
１５サンダイモン 稲部
１６パッシングベンチャ 小野
１７フジノタイカイ 清水出
１８コーヨーチカラ 高橋成
１９バンブーホマレ 佐藤正
２０ミヤジマレンゴ 武田
２１センターグッド 西浦

この年のクラシックを沸かせた、トウショウボーイとクライムカイザー。
春は無冠に終わり、最後のチャンスに燃える、テンポイント。
３頭が人気を分けあった、７６年菊花賞。
しかし勝ったのは、意外な伏兵だった。
当日中継した、関西テレビの杉本アナウンサーは直線に入り「トウショウボーイか、テンポイントか、クライムカイザーか。(中略)さあ、この辺りでテンポイントが先頭だ。テンポイントが先頭だ。それ行けテンポイント。ムチなど要らぬ。押せ。テンポイント先頭だ」と、実況した。
しかし内から、意外な伏兵が先頭に立つ。
グリーングラスがインコース沿いを走り、先頭に立つ。
テンポイントが馬場の真ん中を通り、懸命に追うが届かない。
グリーングラスが１着。
テンポイントは２着。
トウショウボーイは３着、クライムカイザーは５着に敗れた。
勝ったグリーングラスは、１２番人気だった。
この後グリーングラスは、７８天皇賞(春)、７９有馬記念を勝ち。
トウショウボーイ、テンポイントと共に「ＴＴＧ３強」と呼ばれ、一時代を築く馬となる。
７６年菊花賞は、ＴＴＧ時代の幕を開けたレースとしても、印象深い菊花賞です。