菊花賞の思い出 その５

８７年 第４８回菊花賞
１ カイラスアモン 竹原
２ ゴールドシチー 河内
３ ニホンピロマーチ 田原
４ メグロアサヒ 飯田
５ ロングムテキ 松田
６ リワードランキング 久保敏
７ ダイカツケンザン 西浦
８ ニシノミラー 嶋田功
９ サクラスターオー 東
１０サニースワロー 大西
１１レオテンザン 武豊
１２ユーワジェームス 安田富
１３ジャックボーイ 田島良
１４エイシンテンペスト 丸山勝
１５マティリアル 柴田人
１６メジロゴスホーク 村本
１７ウイルドラゴン 岡部
１８メリーナイス 根本

皐月賞馬サクラスターオーと、ダービー馬メリーナイスが揃って出走した、菊花賞。
圧倒的１番人気に支持された、メリーナイス。
しかしレースは、意外な結果になった。
スローペースにメリーナイスがかかって、行きたがってしまう。
他の有力馬は、思い通りの位置で待機している。
直線に入り、内から意外な馬が先頭に立つ。
皐月賞馬サクラスターオーだ。
終始インコースで脚を貯めていた、サクラスターオーの脚色は落ちない。
外から２番人気ゴールドシチー等が懸命に追うが、届かない。
当日中継した関西テレビ、杉本アナウンサーは「サクラ、サクラ。サクラスターオーだ。菊の季節に桜が満開。菊の季節に桜！菊の季節に９番、サクラスターオー。桜が満開になりました、京都競馬場です」と、サクラスターオーの復活を実況した。
皐月賞以来、半年ぶりのブッツケ本番を克服して、サクラスターオーは勝った。
菊花賞史上最長のブランクを、克服した。
また９年前５着に泣いた、父サクラショウリの無念も晴らした、サクラスターオー。
あまりにも有名とは言え、やはり、この復活劇を外すわけにはいきません。