菊花賞の思い出 その６

８８年 第４９回菊花賞
１ ヤエノムテキ 西浦
２ キクカロイヤル 坂井
３ ヤエノダイヤ 村本
４ サンピアレス 河内
５ ガクエンツービート 竹原
６ ケイコバン 松永幹
７ ナナヨースパーク 安藤
８ アルファレックス 南井
９ ディクターランド 清水
１０コスモアンバー 安田隆
１１メイショクボーイ 岩元
１２パワーウイナー 増井
１３メモリーバイス 加用
１４ミリオンハイライン 田原
１５カツトクシン 田島信
１６タカラフラッシュ 猿橋
１７スーパークリーク 武豊
１８サンデーホスト 加藤和

ダービー馬サクラチヨノオーは故障で回避。
距離を不安視されたが、皐月賞馬ヤエノムテキが１番人気に支持された、８８年菊花賞。
しかし最後は、意外な結末が待っていた。
スローペースで、レースは進む。
１番人気ヤエノムテキは、先行集団の後ろに付けている。
２周目の坂の下りで、ヤエノムテキが仕掛けると、レースが動く。
１７番枠からスタートしたスーパークリークが、インコースを通り、先頭に立つ。
外へ出したヤエノムテキは、伸びない。
スーパークリークの脚色は衰えない。
後続を離して、スーパークリークが１着。
当日中継した、関西テレビ杉本アナウンサーは「１７番からスタートして、内をすくったスーパークリーク。恐れ入った武豊！」と、実況しました。
獲得賞金が足りず、回避した馬が出たため出走が叶った、スーパークリーク。
この後オグリキャップ、イナリワンと共に、平成初期の競馬ブームを作った、スーパークリーク。
また武豊騎手はＪＲＡ設立後、史上最年少クラシック勝利騎手の偉業を達成して、スター街道を歩んで行く。
昭和最後の菊花賞は、人馬共に印象深いレースですね。