菊花賞の思い出 その７

８９年 第５０回菊花賞
１ マルセイグレート 武豊
２ ドウカンホープ 芹沢
３ レインボーアンバー 加用
４ オースミシャダイ 松永昌
５ バンブービギン 南井
６ ロングシンホニー 河内
７ モガミサイババ 松永幹
８ リアルバースデー 菅原泰
９ アテンションリバー 宮
１０サツキオアシス 田原
１１ニシノサムタイム 増井
１２スピークリーズン 安田富
１３オサイチジョージ 丸山勝
１４ウィナーズサークル 郷原
１５ファストバロン 村本
１６スダビート 柴田政
１７ケージーエース 石橋
１８サクラホクトオー 小島太

皐月賞馬ドクタースパートは回避したが、ダービー馬ウィナーズサークルは出走した、第５０回菊花賞。
１番人気はトライアル京都新聞杯を勝った、バンブービギン。
ダービー馬ウィナーズサークルと、神戸新聞杯を勝ったオサイチジョージが、人気を分けあう。
１番枠を生かし、マルセイグレートが逃げて、レースを作る。
オサイチジョージは先行集団の後ろ。
バンブービギンとウィナーズサークルは、中団で折りあう。
残り４００ｍを過ぎても、マルセイグレートが逃げる。
オサイチジョージは、伸びない。
ウィナーズサークルも、もがいている。
マルセイグレートが、逃げ切るかに見えた。
残り２００ｍ付近で、バンブービギンが一気に先頭に立つ。
マルセイグレートも粘ったが、脚色と勢いが違った。
春のクラシックは出られなかった、バンブービギンが最後の一冠、菊花賞を勝った。
当日中継した、関西テレビ杉本アナウンサーは「バンブービギンです。父バンブーアトラスの無念も晴らした。バンブービギン！」と、実況しました。
父バンブーアトラスは、７年前のダービー馬。
７年前、神戸新聞杯の後に故障してしまい、菊花賞を断念した。
父と同じ馬主、同じ厩舎に所属しただけに、父の分まで菊花賞を勝ちたいと言う、関係者の努力が実った。
そんな経緯がある、８９年の菊花賞は印象深いレースですね。