菊花賞の思い出 その８

９０年 第５１回菊花賞
１ ホワイトストーン 柴田政
２ メジロマックイーン 内田浩
３ アズマイースト 菅原泰
４ シンボリデーバ 田原
５ ツルマルミマタオー 田島信
６ ロングアーチ 南井
７ ブルーメモリ 丸山勝
８ レッツゴーターキン 角田
９ メルシーアトラ 河内
１０ニチドウサンダー 増井
１１マイネルガイスト 村本
１２センターショウカツ 松永昌
１３オースミロッチ 武豊
１４ヨシノトップ 小屋敷
１５ユートジョージ 岡
１６グローバルエース 安田隆
１７ホワイトアロー 内田国
１８メジロライアン 横山典
皐月賞馬ハクタイセイ、ダービー馬アイネスフウジンが共に故障で回避した、５１回菊花賞。
皐月賞３着、ダービー２着で、最後のー冠奪取に燃える、メジロライアンが１番人気。
ダービー３着ホワイトストーンが、２番人気で続く。
クラシック勝馬のいない菊花賞。
やはり波乱は起きた。
マイネルガイストが逃げて、ペースを作る。
メジロライアンは先行集団直後につける。
ホワイトストーンはメジロライアンを見る形で、後ろにつける。
２周目の３、４コーナーで、メジロライアンが動く。
ホワイトストーンも、その直後につける。
最後の直線は、やはり２頭の争いかと思った、その時。
内からするすると、抜け出す馬がいた。
終始インの経済コースを走っていた、メジロマックイーンだ。
メジロマックイーンが抜ける。
メジロライアンも外から追うが、伸びない。
ホワイトストーンも懸命に追い上げるが、届かない。
当日中継した、関西テレビ杉本アナウンサーは「マックイーンだ。マックイーンだ。メジロでも、マックイーンの方だぁ！内を掬ったメジロマックイーン。兄弟制覇です。メジロマックイーンです」と、実況しました。
４年前の菊花賞勝馬、兄メジロデュレンに続く兄弟制覇。
この勝利をきっかけに、一気に超一流馬へかけ上がった、メジロマックイーン。
平成３強の後の時代を作った、メジロマックイーンが勝った９０年の菊花賞は、忘れられないレースです。