天皇賞の思い出 その８

８６年 第９４回天皇賞
?ダイヤモンドラーン 安田富
?ライフタテヤマ 猿橋
?スダホーク 田村
?ビンゴチムール 中野
?スズマッハ 菅原泰
?ロンスパーク 的場
?クシロキング 岡部
?サクラサニーオー 東
?スズカコバン 河内
?チェスナットバレー 柏崎
?ミホシンザン 柴田人
?ドウカンヤシマ 清水英
?ウインザーノット 田面木
?ギャロップダイナ 柴崎
?ヤクモデザイヤー 佐野
?サクラユタカオー 小島太

ポストミスターシービー、シンボリルドルフの１番手と見られていた、ミホシンザン。
しかし春は、骨折で休養してしまう。
秋に復権を目指して復帰するも、立ちはだかるライバルがいた。
同期生のサクラユタカオー。
前哨戦の毎日王冠をレコード勝ちで臨み、念願のＧＩ勝利に燃える、サクラユタカオー。
人気も２頭が分けあうも、やはり１番人気は、ミホシンザン。
このレースを最後に引退する、ウインザーノットが軽快に逃げる。
人気の２頭は、お互い中団で控えている。
直線に入っても、ウインザーノットが逃げ粘っている。
そうはさせじと、サクラユタカオーが追走。
ミホシンザンも、追い出しにかかる。
しかし、いつものような爆発力がない。
サクラユタカオーが粘るウインザーノットを交わして、先頭に。
後続は追いつけない。
念願のＧＩ勝利。
しかも毎日王冠に続いて、レコード勝ち。
当日中継した、フジテレビ向坂アナウンサーは「サクラユタカオーだ。サクラユタカオー１着。サクラユタカオーです。大外枠などクソ食らえ！」と、ゴールした時に実況しました。
大器と期待されながら、３歳時は故障で出遅れてしまったサクラユタカオー。
遂にＧＩと言う、大輪の桜を咲かせた天皇賞でした。