思い出の有馬記念 ８

８９年 第３４回
?オグリキャップ 南井
?ミスターブランディ 津留
?ダイナカーペンター 増沢
?スーパークリーク 武豊
?キリパワー 大塚
?ドクタースパート 的場
?リアルバースデー 河内
?カシマウイング 東
?ランニングフリー 菅原泰
?ハワイアンコーラル 大崎
?フレッシュボイス 郷原
?サクラホクトオー 小島太
?ミスターシクレノン 松永幹
?ヤエノムテキ 西浦
?イナリワン 柴田人
?スルーオダイナ 岡部

タマモクロスとオグリキャップの芦毛２強から、オグリキャップ、スーパークリーク、イナリワンの３強になった８９年有馬記念。
ダイナカーペンターが逃げを打ち、２番手でマークするオグリキャップ。
スーパークリークが少し後ろにつけ、イナリワンは中団の後ろ。
３、４コーナー中間でオグリキャップがダイナカーペンターに並び、先頭へ立とうとする。
直線に入りオグリキャップが先頭に立つも、秋の激戦の疲れからか伸びない。
代わってスーパークリークが先頭に立つ。
このままスーパークリークが押し切るかに見えた。
しかし、その後ろからイナリワンが猛然と追い込んできた。
柴田政人騎手が懸命に追う。
１完歩ごとに差は縮まる。
馬体が合った所でゴール。
写真判定の結果、イナリワンがハナ差で差し切って１着。
オグリキャップは５着に敗れた。
春は天皇賞と宝塚記念を勝つも、秋は調子を崩したイナリワン。
「２強じゃない。３強だ。俺を忘れるな」と言わんばかりの、イナリワンの意地と執念を見た有馬記念でした。