思い出の有馬記念 １０

９１年 第３６回
?メジロマックイーン 武豊
?ミュージックタイム 岡部
?ヤマニングローバル 河内
?ダイタクヘリオス 岸
?ナイスネイチャ 松永昌
?プレクラスニー 江田
?メインキャスター 南井
?ダイユウサク 熊沢
?オースミシャダイ 内田国
?フジヤマケンザン 小島貞
?プリンスシン 田島良
?ツインターボ 大崎
?オサイチジョージ 丸山
?カリブソング 柴田政
?メジロライアン 横山典

平成３強時代が幕を閉じメジロライアン、メジロマックイーン、ホワイトストーンの同期生３強時代になり、この年は不出走だが無敗でクラシック春二冠を達成した、トウカイテイオーが登場した９１年。
天皇賞春・秋連覇はならなかったが、当日はメジロマックイーンが１番人気だった。
だがレースは大ドンデン返しが起きた。
ツインターボの逃げで、ハイペースになった。
メジロマックイーンは中団から追走して行く。
３、４コーナーでプレクラスニーとダイタクヘリオスが抜け出し、逃げ込みを計る。
メジロマックイーンは外へ出して、追走する。
残り１００ｍを切り、メジロマックイーンが捕らえて先頭に立とうとした時、内から意外な伏兵が飛び出した。
ダイユウサクだ。
あっという間に突き抜けて、ダイユウサクが１着。
メジロマックイーンは２着に終わる。
「ダイユウサクだ。ダイユウサクだ。これは、びっくりダイユウサク！」と、フジテレビ堺アナウンサーは実況しました。
それもそのはずで、ダイユウサクはブービーの１４番人気でした。
また勝ち時計は、当時の日本レコードでした。
メジロマックイーンは８７年に勝った、兄メジロデュレンとの兄弟制覇は叶いませんでした。
秋の王道ＧＩ勝利を目指したメジロマックイーンの野望を阻止して、大仕事をやってのけたダイユウサク。
単勝払い戻し１万３千７９０円は、今も有馬記念レコードとして、破られていません。
９１年の有馬記念は、前年のオグリキャップとは違うビックリがあったレースでした。f(^_^;