思い出の有馬記念 １６

９８年 第４３回
?マチカネフクキタル 岡部
?グラスワンダー 的場
?エアグルーヴ 武豊
?ダイワオーシュウ 柴田善
?ステイゴールド 熊沢
?オフサイドトラップ 蛯名
?オースミタイクーン 武幸
?シルクジャスティス 藤田
?サンライズフラッグ 安田康
?メジロブライト 河内
?セイウンスカイ 横山典
?ユーセイトップラン 佐藤
?キングヘイロー 福永
?メジロドーベル 吉田
?ビッグサンデー 高橋亮
?エモシオン 松永幹

このレースで引退するエアグルーヴを始め、ＧＩ馬が８頭揃った９８年。
ダービー馬スペシャルウィークと、ジャパンカップ勝馬エルコンドルパサーは回避したが、ハイレベルな３歳が世代交代を突きつけるのか？
それとも古馬勢が世代交代にストップをかけるかに、注目が集まった。
レースは今年の菊花賞馬、セイウンスカイが引っ張る。
１番人気エアグルーヴは、先行集団の直後。
グラスワンダーは中団の前目に。
メジロブライトは中団のやや後ろにつける。
３コーナーでグラスワンダーが動いた。
逃げるセイウンスカイを捕まえにかかる。
それと同時にエアグルーヴも動き出す。
メジロブライトは中団でジッとしている。
１５万人の観客もヒートアップする。
直線で粘るセイウンスカイを抜き去り、グラスワンダーが先頭に立つ。
外からエアグルーヴと、メジロブライトが追う。
エアグルーヴは脚色が一杯になるが、天皇賞馬メジロブライトが追い込む。
最後はメジロブライトの追撃を半馬身差抑えて、グラスワンダーが１着。
ジャパンカップを勝ったエルコンドルパサーに続き、クラシックディスタンスで３歳馬が古馬を圧倒した。
前年の最優秀２歳馬が骨折から立ち直り、有馬記念史上初の外国産馬勝利を成し遂げた。
タラレバは言いたくないけど、エルコンドルパサーとの再戦が叶わなかった事。
またサイレンススズカが亡くなってしまい、エルコンドルパサーとグラスワンダーとの再戦。
スペシャルウィークも交えた４頭の争いも、見てみたかったですねぇ。
それだけが心残りです。