思い出の有馬記念 ２６

１１年 第５６回
?ブエナビスタ 岩田康
?ヴィクトワールピサ Ｍデムーロ
?ヒルノダムール 藤田
?ペルーサ 安藤勝
?エイシンフラッシュ ルメール
?キングトップガン 柴田善
?トゥザグローリー 福永
?ローズキングダム 後藤
?オルフェーヴル 池添
?トーセンジョーダン ウィリアムス
?ジャガーメイル 四位
?アーネストリー 佐藤哲
?レッドディヴィス 武豊
?ルーラーシップ メンディザバル
(?ペルーサは枠順発表後に出走取消)

東日本大震災が発生した１１年にクラシック三冠を達成した、オルフェーヴル。
現役最強牝馬ブエナビスタとの最初で最後の対決を制し、国内最強馬の座をを引き継ぎます。
この年の有馬記念は引退レースとなるブエナビスタや三冠馬オルフェーヴルを始め、ＧＩ馬９頭が出走します。
逃げ馬不在で超スローペース。
最後方を進むオルフェーヴルはピンチか？と、思われました。
しかし、それはオルフェーヴルには要らぬ心配でした。
エイシンフラッシュがダービー馬の意地を見せ、内を伸びます。
直線半ばで捕らえて先頭に立つと、粘るエイシンフラッシュを抑え１着。
着差以上の強さで９４年ナリタブライアン以来、３歳４冠を達成します。
歴戦の古馬との対決に勝ち、名実共に日本一になったオルフェーヴル。
０９年ドリームジャーニーとの兄弟制覇は、有馬記念史上初です。
この勝利で「国内最強から世界最強へ」と夢は膨らみ、翌年から２年連続凱旋門賞へ出走します。
引退レースのブエナビスタは７着に終わり、オルフェーヴルに後を託して、ターフを去りました。
１１年はオルフェーヴル時代の到来を告げた、有馬記念でした。