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2017/04/27 17:34
春の天皇賞の大波乱
昭和の頃なら、1976(昭和51)年の第73回だと思います。
1着エリモジョージ 福永洋
2着ロングホーク 武邦
人気は明け4歳の菊花賞馬コクサイプリンス、有馬記念馬イシノアラシ、皐月賞2着のロングホーク、ダービー、菊花賞2着のロングファストの4歳四強でした。
しかし勝ったのは、同じ4歳でも当日は12番人気のエリモジョージでした。
当日は不良馬場で、騎乗した福永洋一騎手はエリモジョージで、逃げを打ちます。
気分良く逃げたお陰か、直線でロングホークが懸命に詰め寄りますが、エリモジョージが振りきって、逃げ切ります。
「人気で凡走。人気薄で激走」を繰り返したことから、「気まぐれジョージ」と呼ばれました。
この時の天皇賞での勝利は、「気まぐれジョージ」と呼ばれる契機となりました。
ちなみに騎乗した福永洋一騎手は、福永祐一騎手の父親で現役時代は「天才」と、呼ばれました。
武邦は現役時代「ターフの魔術師」と呼ばれた武邦彦さんで、武豊騎手の父親です。