203件のひとこと日記があります。
2015/04/25 03:12
先週の重賞レース回顧 皐月賞
この20年で前半1000m1分を切るペースで後傾ラップだったのは
ダイワメジャーの勝った2004年以来2度目になるが
その年は59.7−58.9で0.8秒の後傾で今年は59.2−59.0で0.2秒の後傾。
別の見方をすると59秒前半より速かったのが6年あったが全て前傾。
2着馬は前後半イーブンなので勝ち馬の末脚は数字上も際立つ。
(ラスト1Fは10.1秒!もしくは10.4秒くらいだったみたいです)
ただその一方で5着内馬は4角通過順1〜3,5,7番手で
これだけ速い時計で入りながらも前が止まってないように
やはり今の中山の高速馬場の影響が大きかったと思われる。
勝ち馬ドゥラメンテについては共同通信杯のレース回顧で
「血統はダービー向きだがレース振りは皐月賞向きか」と書いたが
それは1000m通過が58.8秒のセントポーリア賞で完勝し
61.7秒の新馬戦で1勝馬に取りこぼしてたので
速い流れになりやすい皐月賞の方が合いそうと考えたため。
キンカメ含めミスプロ系が皐月賞初勝利だったように
あの時点では気付いてなかったが中山の高速馬場化が
血統面でも後押しした可能性もある。
確かに強い勝ち方たがダービーが1強となるとは思わない。
理由の一つは上がり時計でドゥラメンテはこれで5戦全て上がり最速となったが
速い流れでも34秒前後を出せるが緩い流れでも最速33.7秒とあまり変わらない。
一方2着リアルスティールは今回34.5秒で完敗した形だが
緩い流れでは同じ中山のスプリングSで33.6秒阪神の新馬戦で33.3秒
共同通信杯も内で詰まり気味で2Fくらいしか脚を使ってない。
ただ33秒台を使えなかった理由が速い流れだったなら
道中が緩みやすいダービーでは有利だと思うが
馬体がやや下降気味に見えたのでその辺りはしっかり見極めたい。
3着キタサンブラックは速い上がりが使えない分
好位や捲くりから速い上がりを使った馬がいるだけ
着順が落ちそうとしたほぼ想定通り。
出来もかなり良く観えたし直線の長くなるダービーは厳しそう。
1番人気のサトノクラウンは出遅れによる位置取りの悪さと
ほぼ同じ位置取りのドゥラメンテが4角で他馬が直線に向いた前を
斜めに横切ってショートカット(曲芸か!)したのに比べ
脚を使いながら大外をかなり膨らんで周っており
着差ほどの力負けでなくダービーで軽視は危険。
馬券はキタサンブラックの複勝を厚めだったので
前日のアンタレスSの負け分含めてもプラスだったが
リアルスティールとのワイドを予定より減らしたり
3連複も当初2頭軸で当たり馬券も購入予定だったので
迷った挙句リアルスティールの評価を下げすぎたのは少し後悔。
勝ち馬を切ったのだから馬券的には負けなかったが勝負は完敗。
なので言い訳っぽくなってしまうが実はドゥラメンテは
キタサンブラックほどではなかったが前走より馬体は良く観えた。
それでも切ったのは桜花賞でのルージュバックの危険性を指摘してた人が
ドゥラメンテの危険性も指摘してたので
馬体はほぼ変化がないが調教の良かったサトノクラウンや
正直馬体はよくわからなかったダノンプラチナを無難に上にしてしまった。
(ゴールドシップもそうだが芦毛は苦手で判りづらい)
ただこれはガセではなかったようでドゥラメンテはどうもソエらしく
それが強い調教が出来なかった理由であり
ダービー1強を疑うもう一つの理由でもある。
その辺りは当然注視が必要だがその一方ソエが治まれば
スローの上がり時計が速くなったり本当に怪物化する可能性もあるが。
これで今年の一押し馬の成績は平均4.6番人気で5-4-1-8。
勝率27.8%単回収率219%、3着内率55.6%複回収率165%。
今回のキタサンブラックはギリだったし
ドゥラメンテも4角で外へ出せなければ馬群に沈んでた可能性もあり
1レース単位では馬券や予想の当たり外れは運も大きいと思うが
今のやり方を始めた昨秋から半年以上の期間でみても
一押し馬の単回収率185%複回収率142%なので運だけでないとも思う。
桜花賞、皐月賞とこの2週、馬券的にも一つパッとしなかったが
それでも負けてるわけでなく4週連続プラスなので
もっと馬を観る自分の眼を信じて単複中心に確実性を保ちながら
時に高松宮記念や大阪杯のようなクリーンヒットが嵌るような買い方を目指し、
少しでも参考にしてくれる人にも喜んでてもらえるような予想を
提供出来るよう精進しますのでこれからもよろしくお願いします。