競輪
203件のひとこと日記があります。
2016/02/12 23:14
サトノダイヤモンドの凱旋門賞での適正考察その1
凱旋門賞は条件にもよるが基本的には厳しいと思う。
根拠は血統と馬体と走法の3つ。
血統はそれほど詳しくないので間違いもあるかもしれないが
凱旋門賞の血統といえばやはりSadler's Wells。
近年の活躍馬トレヴ、ソレミア、フリントシャー、ワークフォースが
母父か種牡馬がSadler's Wells系でエルコンドルパサーもそう。
スタミナ色の濃いSadler's Wells系は種牡馬としては
日本の馬場には重厚過ぎてあまり合ってない印象。
他にもNijinsky、Mill Reef、Blushing Groomなど
スタミナ血統のオンパレードといっていいくらい。
ナカヤマフェスタやオルフェーヴルも
ディクタスとRibotやパーソロンからスタミナの裏付けがある。
Sadler's Wells系＊Blushing Groomのテイエムオペラオーは
血統からはかなり可能性があった気がするし
種牡馬としても欧州なら成功してたかもしれない。
一方サトノダイヤモンドはアルゼンチン産の母に
RibotやBuckpasserがあるが非遺伝形質に入り
血統全体的にはスタミナ色は強くない。
それは先週褒めちぎった馬体にも現れており
トレヴ、オルフェーヴル、ディープインパクトなどと比べると
心肺能力の目安になる胸の深みがやや浅い。
レース後でもケロッとしてるみたいだが
恐らくこれは走法の影響が強いと思われます。
一言で表すと完歩が大きい省エネ走法です。
完歩の大きさに影響するのは主に5つの要素がありますが
肩が寝て前脚がより前に着く、両前脚が着地した時の後脚の角度
そして長い腹線と少なくとも3つ該当してます。
因みに胴の長さ以外の4つに関係する繋ぎの長さや柔軟さが
馬体でよく取り上げられるのはこれが大きな理由だと思います。
で完歩が大きいとある程度のペースなら回転数を上げずに済むので
あまりスタミナを消費しないということです。
では完歩が大きい方が絶対的にいいかというとそうとも限らない。
デインドリームが凱旋門賞を勝った時の1Fが約27歩だったが
府中2400のG�犠，素呂梁燭�は24〜25歩くらいでJCは負けた。
つまり完歩の大きさは絶対的な能力というより相対的な適正といえそう。
二宮調教師曰く渡欧直後上手く走れなかったエルコンドルパサーも
調教を重ねるにつれ走り方が変わっていったらしい。
つまり先天的なものと環境による影響両方あるということ。
前哨戦を使わないと勝てない凱旋門賞で
ディープインパクトが適応できなかったのは
ぶっつけだった影響もあるかもしれない。
ただ完歩に関しては断片的なもので
もっと詳細に調べたら違う結論になるかもしれんません。
現にこの日記を書くのに去年の凱旋門賞を見直したところ
Golden Hornの1Fは約22歩!!!と何度も見直したほど特質。
（跳びが大きいルーラーシップで23.5くらいだったと記憶）
血統的には今までの活躍馬ほどスタミナ色は濃くなく
1F約26歩のトレヴが伸び切れなったことからも
例年と違う馬場だった可能性はあるにせよ
Golden Hornはとんでもない化け物だったかも。
その2へ続く
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