すき家

すき家の【まぜのっけ朝食】が好きなんです。

牛小鉢、オクラ、半熟玉子、かつおぶし、たまごかけしょうゆ、ご飯、味噌汁。

あ、や、ちょと待って。タンマ、タンマ。
あのさ、あのさ。しょ、しょうゆは調味料だよね。調味料。
ご飯にしょうゆかけて食べる人もいるけども、オカズじゃない。
なんか、しれっとオカズの一品の様に書いてるけど、どうなの？

や、まあ、良いんですけどね。

なんだかんだ言っても、この品揃えで現在320円（税込）は安い！リーズナブル！Shouyu！


んでね、このまぜのっけ朝食。食べ方は人それぞれですが、オレは全部ぐちゃぐちゃっと混ぜたりしないです。
なぜならば、文化人だから。
定食の名前は『まぜのっけ』だけど、オレは全部をごちゃ混ぜに混ぜて食べるなんて野蛮な事はしない。
素材ひとつひとつ、良さが引き立つようにして食べる。それが文化人としての証、そして、プライドなのだ。


文化人なので、先ずご飯の上にまんべんなくかつおぶしを振りまして、サッとしょうゆをかけます。まあ、言わずと知れた『ねこまんま』なんですが、これをざっくりと混ぜます。
次に、オクラと半熟玉子を良くかき混ぜます。混ぜれば混ぜる程おいしくなるので、ここはしっかり混ぜましょう。
オクラのトロミがしっかり出たところで、ちょびっとしょうゆ。（薄いかなって思うくらい）
これを、ねこまんまに、しゃばだばーっと掛けます。
これで十分おいしいので、ご飯が半分になるまで食べましょう。

オクラのトロミと、玉子のまろやかさ。かつおぶしから出るダシをほのかに感じて、『日本人で良かった』とか、思ったり思わなかったり。
そういう曖昧な感じでいるところが、最早日本人であることを証明しているようなものなので、その辺をじっくり噛みしめて味わいます。

んで、残った半分に、真打ちである所の牛小鉢を投入します。因みにオレは、予め『牛小鉢つゆだく』と注文しています。
この、『牛小鉢つゆだく』は裏技的なヤツでして、あんまり公表してしまうと対策を取られてしまうアレなんですが、時々得します。
つゆだくでも構わない方は、つゆだくを注文する事をオススメ。

後、お好みで紅しょうがと七味。
これを、ぐちゃぐちゃーっと、カオスのように混ぜます。
この瞬間、文化人のプライドは邪魔くさいので、その辺にかなぐり捨てておいて下さい。混ぜ終わったら、涙と共に掻き込むように食べるのです。

これが、オレが推奨する一度に二度おいしい【まぜのっけ朝食】の食べ方。

食べた後、お会計とプライドの回収を忘れずに。



注意）すき家は、24時間営業や早朝営業している店舗が少ないので、早朝に行ったら閉まってましたっつうパターンに遭いやすいのでご注意を。

そんな目に会うたび『すき家なんか嫌いだ。二度と来るかっ！』って思うのに、まぜのっけ食べたさにまたぞろ同じ目に遭うっつう。
これが、すき家流の蟻地獄です。や、まぜ地獄か。