95件のひとこと日記があります。
2015/08/14 16:37
浅草の詐欺師 番外編
浅草の詐欺師について数々のコメントをいただきありがとうございます。
この話は細かなセリフは別として、おおむね当時の状況に沿った実話であります。フィクションではないのであしからず。
さて、怪しい本を売っていた屋台ですが、留学から帰ってきてからもたびたび見かけました。僕は浅草、錦糸町、あと横浜の日ノ出町で屋台と本を売っているオヤジをみかけました。見かけたときは恨みというより懐かしさがこみ上げてきましたから不思議です。渡辺には出会えてませんけどね。
しかし、最近こういった怪しい人々をウィンズの周りで全くと言っていいほど見かけなくなりましたね。
1998年当時浅草は日曜になると浅草寺の境内に屋台がでて、賑わってました、境内から西参道通りを抜けてROX方面に向かうともうそこは賭博の世界といった雰囲気でしたね。飲み屋が立ち並び煮込みとおでんの匂いが漂う中、お姉さんやおばさんが「寄ってきな」と声をかけてくる、その店の中から競馬中継の音が道まで聞こえてくる。そこを抜けてウィンズにたどり着くとオヤジ達でごったがえしていました。
ウィンズの周りには怪しげな人達や、怪しげな屋台。そこには昭和が残っていて、そのノスタルジックな街の風景が今はどこか懐かしいです。
今ではウィンズも綺麗に改装され、それとともに消えていった人々と景色に最後の昭和という時代の終わりを感じずにはいられなかったです。あれも込みで場外馬券場でしたからね。
それでは最後に僕が知っている怪しげな人々を紹介します。
■両替屋
今は分かりませんが、確か昔は月曜日はウィンズは閉館していて払い戻しができませんでした。
払戻しを火曜日まで待てない場合、この両替屋を利用する事になります。
彼らはウィンズのシャッターの前にいました。
当たり馬券を持っていくとJRAに代わり換金してくれるのです。
ただし、例えば4万3千円の払戻しが受けられる勝ち馬投票券を両替屋で換金すると4万円での換金といった具合です。
要は通常よりも若干安く換金して彼らはその差額を儲けとしていました。
確か換金の金額が多くなるほど彼らの取り分も多くなるような記憶があります。
■ベルト屋
これは競馬とは関係ありませんが、ウィンズの周りで見かけた屋台の一つです。
一本千円で革のベルトを販売してます。店の周りには桜の客がいて、「一本千円!!安い」などと大根役者顔負けの演技を披露しています。
どうやって騙して儲けているのか不思議でしたが、当時バイト先に元その筋の方がいたので聞いてみました。
あそこで売っているベルトは確かに千円で売っているんですが、
穴が開いていません。客がベルトを買うと、自然の流れで店主が穴を開けてくれるのですが、その穴あけが1つ開けるごとに千円かかります。通常4〜5個くらい開けるので、ベルト代とは別に穴あけ代が4〜5千円請求される仕組みです。客は穴を開けた以上購入しなければいけないというわけです。
以上で浅草の詐欺師は終わりです。長いこと読んでいただきありがとうございました。
今週はおこずかいが少なくなってきたので競馬をお休みする予定です(皆さんの日記を拝見して、こっそり皆さんの予想に乗るかもしれませんが)、また来週の札幌記念から予想を頑張りたいとおもいますので、よろしくお願いします。
-
noritamaさんコメントありがとうございました。
-
noritamaさん
大変興味深く読ませて頂きました。
-
noritamaさんがいいね!と言っています。
-
たちつてとーるさん
とにかく、横浜の日ノ出町だけはやめましょう。
生粋の浜っ子のあっしが言うからには間違いないです。
あの町には・・・まともな人生送っている人はいないんじゃないかと思う程、怪しげな街です。 -
ねりまさん
ですね…(´_ゝ`)
(では別シリーズを期待しますか…いやはや)
でもホント…競馬場(ウインズ)には様々な人がいるものですね
私がよく見かけるのは…(あるあるですが)
結果が表示されると…
2−4−6
…なんだよ2+4は6だったかぁ…
と毎回…数式で馬番をあらわす人々です…
(年配者は…結構コレ使いますよね)
とはいえ…私も最近はつられて…ボソっと言っている場合があります(笑) -
ねりまさん、
続編こうご期待と言いたいところですが、
詐欺にあったのはこれっきりなんです。 -
ねりまさんがいいね!と言っています。
-
ねりまさん
サクラサクユタカオーさんこんにちは(´_ゝ`)
すこし休んでおりました(ご心配下さりありがとうございます!)
後編のほうにもコメントさせていただきましたが
浅草の詐欺師…続編…期待しております! -
アメショーさんがファイト!と言っています。
-
女はねぇ、みんな騙されますよ。むしろ騙されない方がおかしいです(笑)