土曜勝負レース。

前走の衝撃から３週間。
脳裏から離れられないあのレース内容。

本日の注目レースは
中山１１Ｒアレキサンドライトステークス。

比較的、前残りの決着が少ない中山ダート1800m戦。
４コーナー先頭から押し切るのには余程のスピードが必要。
つまりパワータイプの差し追い込み馬の逆転劇が楽しめる。

先手主張したいリッカルド、スプリングシーズン、サンバビーン、ティアップレーヴが行くため、ここで脚を使ってしまう。
最初のコーナーで先頭が決まるとそこからペースが落ち着きハイペースにはならないのが中山ダート1800mの傾向。

終い、切れる馬。ここポイント。

先週の初凪賞。
サウンドトゥルーが中１週を物ともしない上がり３７秒台の末脚で圧勝。
４コーナー先頭２番手のデグニティクローズ、アールプロセスが２、３着に残った緩いペースを豪快に差し切った切れ脚。

そのサウンドトゥルーの快勝でさらに期待値が高まった。


注目はベルゲンクライ。


ダートデビューでの２戦が惨敗。ダート適性がないと判断されていたが勝ち運がなく昨夏あたりから上がり３３秒台を連発。
産駒特有のまさに馬が覚醒されていた。
そこへダートを使っての２連勝。
しかも前走の勝ち時計は翌週の準オープンを凌ぐもの。

今週の追切はウッドチップコースでオープン馬にしっかり喰らいつき動きはさらに上昇。
中２週で使えるのもこの馬の充実ぶりを窺える。

ヴァンガード、エルマンボはパワータイプでジリジリと長い脚を使うが一瞬に切れる馬ではない。

実績最上位のマイネルバウンスは今週の坂路調教に不安が残る。
ベストの条件ではあるが勝ち味に遅く中一週のここでは前走よりパフォーマンスは落ちる。

最も将来の可能性が高くポテンシャルではヴォルケンクラッツ。
今回は定量戦での斤量増と鞍上がテン乗り、また初の長距離輸送がマイナスとなる。

仮にエルマンボ、ヴァンガードが３８秒台で上がったとして
ベルゲンクライが３６秒台の上がりなら時計的に届いてしまう。



本日一番の勝負レース◎ベルゲンクライだ。



余談だが、同レースは近走５年間、２着の馬名に「ス」の文字がある。
２着候補に、スプリングシーズン、コスモシャンハイ、マイネルバウンスが該当する。