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2017/08/05 07:23
JRAが開発したエクイターフ
JRAが開発したエクイターフ(天然芝の種類)は、根っこの密集度が他の野芝に比べると群を抜いて優れている。開幕週は障害戦を含めて芝のレースが16鞍。流石に蹄鉄でところどころ芝が掘れてしまったものの、水曜好例の馬場歩きで掘れた部分を触ったり踏んだりしたところ、見た目が少し悪くなっただけで相変わらず根は張り、いい反発力がある。芝丈の長さも先週の水曜時点よりは短めの印象があり、2週目に入って時計が速くなる可能性は十分だ。
※添付写真→開幕週に16レースが行われた小倉芝だがまだまだ状態は良好。
先週は芝丈の問題や馬場軟化の効果があり、展開次第で後方待機組や外からの進出が目立ったが、時計が速くなれば、より前と内が強くなることは覚えておきたい。
ダートは良馬場でも相変わらずラスト1ハロンの時計が速い。残り3ハロン標識がちょうど3角手前のため、コーナーに差し掛かる4〜3ハロン区間のラップが遅くなるのがこの競馬場の特徴だ。
3〜4角で無理をせず直線を向くと残り300mほどしかない小回りコース。当然、余力を持って4角を回る馬が多いため、軽い砂質になった場合はラスト1ハロン12秒台前半でまとめるのも容易かもしれない。
ダート1000mはやはり前が強いが、ダート1700mに関してはジョッキーの勢力図や意識の問題で前掛かりになることも多い。良馬場でもスピードの生きやすい舞台なら、1800mよりは1400mで良績のある馬たちが活躍するのが通例。それはスピード、そして先行力や機動力が生きるのが理由だが、テンが速くなって上がりが掛かると、1800mで好走している組のしぶとさやスタミナが武器になってくる。これに関しては、馬はもちろん、ジョッキーの組み合わせやバイオリズムによって決まる部分も大きいと言えるだろう。