941件のひとこと日記があります。
2017/08/19 00:03
奴が来た…
今週から香港のジョアン・モレイラ(国籍はブラジル)が短期免許で来日した。
もはや日本でもお馴染みとなったモレイラだが、その名前を知らしめたのが15年のワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)で来日した際。土日、対象レース以外にも多くのレースに騎乗して20戦7勝(7-4-1-8)。
連対率55.0%というハイアベレージをマークした。
そして初の短期免許を取得した昨年の同時期もその期待を裏切らず。
8/13(土)〜8/28(日)の3週間(開催6日間)、札幌で騎乗して騎乗機会7連勝(JRAタイ記録)含む17勝(17-12-7-17)。昨夏の札幌リーディングがルメールの18勝(開催10日間騎乗)だったことを考えると、コレは驚異的な数字と言っていいだろう。
また、有力馬の騎乗依頼が殺到するため、当然、上位人気馬中心の騎乗にはなるのだが、それでも昨年の単勝回収率は106%だった。買い続けているだけでプラス収支になっているのは流石のひと言である。
【※参考】
今年リーディング1位戸崎の単勝回収率は75%、2位M.デムーロは84%、3位ルメールは70%。上位人気馬中心の騎乗で100%を超えるのが難しいことがお分かり頂けるだろう。
土曜日のラインナップを一部添付しているが、ほぼ1番、2番人気である。
ただ、単純な万人人気を信じてはいけない。裏を返せば高配当となるのだ。例えば、短距離で出遅れ、アクシデントがあると想定したならば札幌4Rの様なレースは慎重に狙いを定めたいものだ。
因みに、夏の短期免許期間は8/17(木)〜8/22(火)で、次週はWASJに参戦。都合2週間の騎乗となるが、この短期間でいくつ勝ち星を積み上げることになるのか。その手綱捌きから目が離せない。
ちなみに、モレイラはもともと、日曜11R札幌記念では昨年の勝ち馬ネオリアリズムに騎乗する予定だったのだが、爪の不安により2週前の時点で回避の可能性が浮上。
「ネオリアリズムを使えないかもしれないので代わりにマウントロブソンを北海道に連れて行く。ネオが回避ならマウントにモレイラ、ネオが使えるならマウントは福永で」
という話が入ってきていた(福永はアングライフェンに騎乗することに)。聞けば「もともと目標にしていたレースではなく、厩舎サイドとしては“モレイラを他の厩舎に渡したくない”という意味合いが強いようです」と、堀厩舎に詳しい情報ルート。鞍上モレイラも手伝って上位人気が予想されるが、結果は果たして……。
その札幌記念において、とある関西馬陣営から「ココを勝つために●●を見送った」
「馬主の手前、絶対に結果を出さなければいけない」
といった勝負話も入手済み。13頭立てとフルゲート割れになってしまったのは残念だが、鞍上決定の経緯なども含め、オモテには出ないウラ話が満載の今年の札幌記念。