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2018/02/17 01:02
まさかの
まさかの4日間競馬となってしまった先週。なんでも火曜に小倉で馬を出走させたスタッフが、水曜早朝の調教で既に仕事をしていたというケースもあったようで、ほとんどの人間が「勘弁してくれ……」となっていた。
が、その中で、4日間開催となった事が大きな大きな恩恵となった人間もいた。それが古川吉洋、通称フルキチ。
フルキチは火曜の小倉7Rで他馬の進路を妨害して開催4日間の騎乗停止処分を受けた。処分が発表される前からパトロールビデオを見たファン、そして関係者までもから
「これはフルキチやっちゃったな。テイエムジンソクも乗り替わりになるのか……?」
という声が上がっていた。
で、実際に発表された制裁の内容が【騎乗停止】なんだから、普通に考えたらフェブラリーSに騎乗する事は不可能だった。
ただし!今回はその制裁を受けたのが火曜日だった!これがフルキチが受けた"恩恵"の事。
実は、騎乗停止などの制裁は、処分を受けた側から競馬会に「そのジャッジはおかしいだろ!」と抗議する【不服申し立て】というものができるのだ。不服申し立てをすると、改めてその制裁の対象となったシーンについて審議が行われて「本当に下された判断が正しかったのかどうか」の検証が行われるんだよね。
この不服申し立ては、処分を受けた翌日から2日間にわたって申請が可能。つまり、今回のフルキチのケースでいうと木曜日までが不服申し立ての期間。で、その木曜ってのは週末の競馬の出走馬が確定する日ってわけだ。つまり、騎手としても週末の騎乗馬が決まるタイミング。不服申し立てを木曜にするとそこから再検証が行われるため、どちらにしても今週末の競馬が始まるまでに処分が確定しないことになるので「じゃあ面倒なことを避けるために、騎乗停止は翌週からにしておきましょうね」って決まったってことだね。
つまるところが、小倉競馬がもしも月曜に開催されていたら、フルキチはテイエムジンソクに乗れなかったが、火曜日開催になったので処分が先延ばしになったという事。当然騎乗停止をもらうような乗り方をしなければいいはいいんだが、今回に関しては雪が幸運をもたらしたと言える。でも、ゴールドドリーム…。