takaさんのひとこと日記

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2018/07/21 01:02

土曜日注目馬

今夏の函館開催も残すところあと1週。次週から北の舞台は札幌に移ることになる。先日もご紹介した通り、今年は7月5日(木)から札幌競馬場への入厩が可能に。開幕まであと1週間余り、当初は少なかった入厩頭数も徐々に増え、活気を帯びてきた。

函館→札幌に開催が替わると言っても、馬券を買う側としてはコース形態の多少の違いくらいしか気にならないかもしれない。しかし、実は厩舎サイドにとってはこの開催替わりには大きな違いがある。

一般的によく言われる調教施設の違い（函館にはウッドチップコースがあるが、札幌にはない）などもそうなのだが、その一つとして厩舎毎に函館、札幌で予め馬房数が決まっていることが挙げられる。

例年、「北海道競馬は札幌が始まってから」という厩舎は意外にも多く、代表的なところでは池江寿厩舎。実は今年、函館競馬に池江寿厩舎の馬は1頭も出走していないのだが、これは決して偶然ではない。予め函館0馬房、札幌8馬房（小倉6馬房）という割り振りになっており、「北海道競馬は札幌開催に専念する」という厩舎の戦略あってのことなのである。

池江寿厩舎は先週終了時点で16勝、全国リーディング20位。珍しく低迷が続いており、巻き返しに向けて次週の札幌開幕を心待ちにしていることはまず間違いないだろう。

なお今年、池江寿厩舎以外で、函館よりも札幌に比重を置いている関西厩舎としては、

西浦　（函館2、札幌8）
岡田　（函館2、札幌6）
奥村豊（函館2、札幌6）
谷　　（函館2、札幌6）
中尾秀（函館2、札幌6）
中村　（函館2、札幌6）
牧田　（函館2、札幌6）
松永幹（函館2、札幌6）
宮　　（函館2、札幌6）
杉山　（函館2、札幌5）
武幸　（函館2、札幌5）

が挙げられる。これはもともと函館、札幌、小倉に割り当てられた馬房を、厩舎間で交換したりすることで調整したもので、トレセン内部に精通している人間でなければ、まず把握することは不可能と言っていい。

札幌開催ではこれらの厩舎の馬を中心に買えば当たる、という単純な話ではないが、厩舎がどの開催に、どの時期に力を入れているかを知っておくことが馬券を買う上での重要なポイントであることは間違いない。

添付画像は、先週終了時点で4人が僅か3勝の間にひしめき合っている函館リーディング。

例年以上に熾烈な争いとなっている函館の騎手リーディング。意外にも、その中で最も勝率が高いのが藤岡佑。単勝回収率も162％と、他3人を大きく上回る数字を叩き出している。

土曜日注目馬
函館2R 10:25
②エトワールドパリ
そんな藤岡佑の土曜午前の勝負馬が松元茂厩舎のエトワールドパリ。前走は1番人気を裏切ってしまったが、スタートでまともに躓いて後方から。「いい機会だと思って控える競馬を試しましたが、やはり行った方が良いタイプですね」と藤岡佑も振り返っており、敗因はハッキリとしている。
もともと中1週で先週使う予定もあったところ、万全を期して1週スライド。先週、今週と2週続けて自ら追い切りに跨がり、出走へのゴーサインを出している。逆転に望みをつなぐためにも負けられない一戦。
能力指数順
2---12.3.8.7.4.13.10.11