注目だね

競馬学校卒業生の新人騎手は、皆さんも確認したと思うが、今年はもう1人新人騎手がデビューする。


勘さんこと、藤井勘一郎騎手だな。


1983年生まれの35歳、小学生のころにフジキセキのレースを見て騎手になりたいと志したというのがきっかけらしい。学校の卒業生では「憧れの騎手はモレイラです！」なんてことを言っている子もいたぐらいだから、なんというかちょっとしたジェネレーションギャップみたいなものを感じるよな(苦笑)。
日本の競馬学校を不合格になった事をきっかけに海外へわたり、平成18年にオーストラリアで騎手免許を取得。以来世界各国を飛び回って騎乗してきたさすらいのジョッキーなのだ。
日本では南関東競馬で期間限定騎乗を行ったり、クリソライトやモーニンといった日本馬に騎乗して韓国G1を制した事でお馴染みかな。俺は南関東での競馬をそれなりに見ているけど、勘さんは変化する馬場に対する対応力が高くて、馬券的にもすごくありがたいジョッキーの1人だったことが印象的。
今年、南関東での期間限定騎乗を終えた後は栗東の矢作厩舎で研修を行っていた。実は以前には須貝厩舎でもトレセン研修をしていて、その縁もあってデビュー当日の3/2にはチューリップ賞でブランノワールに騎乗する事も内定している。
とにかく、苦労人が報われた瞬間とも言える今回の騎手免許試験合格、心から賛辞を送りたいと思う。お世辞にも若いジョッキーとは言えないが、海外仕込みのテクニックはJRA騎手にとっても目新しいものがあると思う。是非若手の騎手を中心に、勘さんの騎乗はしっかり注目してほしいところだな。
ちなみにその勘さんと関わりの深い人が知り合いにいるんだけど「まだエージェントは未定みたいですよ」という報告を聞き入れている。この辺も明らかになった時にはまた話すよ。


あと注目馬ね