…キングヘイローの調教師…

５年前の京都競馬場…
家族で出資馬の応援に行った際のこと。


早い時間帯に出資馬はいつも通り負けまして。
惰性で競馬場を満喫していた…


嫁さんがターフィーショップ行きたい言うので、行く。
子供とダラダラ買いモンしてるのに飽きてきた頃、レースのファンファーレが聞こえてきた…


馬券も買ってたので、一人店を出てモニター観戦。
わたくしの他にオッサンが一人見てるだけ、
『やっぱ入場門前のモニターは空いてるんやな』なんて思ってました。



馬券はいつも通りハズレ、少しハズレ馬券を眺めた後、
横のオッサンと目が合う…



わい『坂口さん！？』



思わず声が出た。
なんと、隣にいたオッサン（オジサマ）は坂口正大元調教師だったのです。




坂口氏「そうです」




わい『なんでこんなとこで。びっくりしましたよ！』
　　（かなりなれなれしい）



坂口氏「いや〜、いつもは車で来るんですけどね。今日はＴＶ収録の後飲み会があるので電車で来たんです…」





…その後、デュランダルやキングヘイロー、マヤノトップガン、そして浜中くんの話をしました、５分程でしょうか、すごく有意義な時間でした。

坂口氏は、見た目と同じで、穏やかで優しい人でした。

「浜中のこと、応援してあげてください」と言われたのがすごく印象的で素敵した。



坂口氏とお別れの時、
ちょうど嫁さんが子供を連れて戻ってきた、

軽く挨拶をして、子供の頭を撫でてくれた後、爽やかにスタンドへ消えて行かれました…



坂口氏の後ろ姿を見送っている時
耳元で嫁さんが、わいにボソッと



「友達？」



って聞いてきたこと、今でも忘れません。




…なんてことがあったな、
なんてキングヘイローの死亡記事を見て思い出しました。


キングヘイローは競馬を見はじめた頃に活躍していた馬。



どうか安らかに、ありがとう…